2013-01-10

グリルパン用蓋(20130108)

昨年実家が引っ越しをしまして台所のコンロがIHになりました。
火力もガスより強いし 直火が無い分着衣火災などの心配も少ないと思いますので
全体的にはとても満足しています。

しかしながら、これはガスコンロでも事情は同じですが、
ビルトイン型の魚焼きグリルは使ってしまうと後の掃除がやはり面倒です。

一方バカ息子は一人暮らしを始めて以来↓こんな魚焼き器を
壊れたら(または汚くなりすぎたら)買い換えるをずっと繰り返しながら使っています。


4千円ぐらいのをだいたい一年に一回の買い替えで
焼きあがりも良いし掃除もしやすいので内容、コストエフェクティブともに満足しています。





それでまぁ 実家のほうにもこのような魚焼き器を用意しようと思ったのですが
いまひとつ上手く置けるスペースが無かったり
また せっかくの機会でもあるのでIHコンロならではの魚焼きの方法を調べてみました。


以下 研究の第一回目の報告です。
(ネット検索と四食分の実食実験だけですけど)

焼き物の理想は『遠火の強火』だと思うんですけど
結果的にはIHコンロでは構造的に網焼きは出来ないようなので
どちらも理想の『遠火』には間逆と思いましたが
主流らしいフライパンにクッキングホイルを敷くか
波波のグリルパンを使う方法を試しました。

どちらもパンに蓋をして蒸す感じで全体を加熱して グリルパンの場合は
波波部分で付く焼き目で若干焼き風味を出すといった感じでしょうか。

いずれにしても落ちた油をマメにふき取ることが重要で
油がいつまでも熱源の上で食材に触れていたり
油が焦げて食材に油煙を燻り過ぎてしまうのは良くないですね。

その意味では ほとんどの油が熱線(熱源)より下に落ちる↑の魚焼き器で焼いたほうが
美味しいのは合点の行くところで、
パンの場合は食材への接面の少ないフライパンよりはグリルパンに分があると思いました。

また「遠火」を模すためには肉厚の鉄鍋を弱火でじっくり加熱するのが良いのかなと。


今回の四食の実食実験は以下のようです。
(どちらもコーティング無しの鉄鍋)

1.フライパンのみ(要するに何も考えていなかった)

2.フライパン+クッキングホイル+蓋(油の少ない魚の切り身とか干物ならこれでも良いかな)

3.グリルパンのみ(魚を焼くのに使うとは想像したこともなかった)

4.グリルパン+蓋(まぁ これかな)

一回目のとき 蓋をしないと熱の回りが足りないと思ったので2回目はそのようにしました。
なので3回目のときにも蓋の必要性は分かっていたのですが
手持ちのルクルーゼのグリルパンは蓋を持っていませんでした。
と言うか 蓋があれば この際買おうと思って調べてもみたのですが
このパンには既製品の蓋が無いんですね。

実験用に買ってあった生魚が悪くなっても嫌なのでとりあえず3回目の実験は蓋無しで強行しその出来栄えの惜しさにあらためて蓋の必要性を痛感しました。


で まぁ 要するにこのエントリーの本題ですが
「蓋」を作ってみました。

種も仕掛けも無く 板をグリルパンのふちの大きさに切っただけです。
持ちやすさと収納性を考えて
くり抜きで持ち手を作ったところがささやかな工夫です。








いちいち洗わなくて済むようにアルミホイルを敷きます。
多めに蒸気や煙を抜きたいときは
くり抜きのところに串で穴でも空ければ良いかなと。
縦横26cmのグリルパンなので蓋は縦横25cm。
30cmのホイルを買ってきました。






こんな感じで蓋をします。(乗せているだけですけど結構厚い板なので重さ的にOKです)










塩サバを焼いてみました。
実験用としてはもっと油っ気の多い生魚が良かったんですけど
たまたまスーパーにちょうど良さそうなのが無くて。。

皮が上なのは波波の焼き目を写したかったからです。






でも この4回目の方法で日々のおかずには及第点だと思いました。
油のとり方や火加減に慣れれば更にもうチョッと上手く出来そうな気もしますので
しばらく焼き魚はこの方法でいこうと思います。

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やはりグリルパンでも落ちた油と食材が近いので
期待しているよりは焦げて(焼けて?)しまった油の油っぽさが残ります。
もう少し熱の回りを早くして調理時間を短くすれば良いのかもしれません。

魚焼き器は両面焼きですから…上からの熱がもう少しあると良いかもしれませんね。
アルミは熱反射率が高いそうですからホイルと蓋の間に2mmぐらいのアルミの板を挟んだらどうでしょう。
また気が向いたら更に実験をしてみます。

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