2015-03-12

楽譜の清書

先週末 久しぶりに都心に出かけて所用も済ませつつ近所のお店では在庫していないものや
実物を見てから買いたいものやらを仕入れてきました。

その中の一点がロットリング社の「アートペン」。
ロットリングと言えば製図用テクニカルペンの代名詞ですが
これは同社のカリグラフィ用のいわゆる万年筆です。

ちなみに私はテクニカルペンはフェーバーカステル派です。
ペン先が平たくてヨコに太くタテに細い線が描きやすくなっています。













ところで 今年になってから何曲か楽譜を清書してみることにしました。

耳覚えがあるポップスの中で、さらに鼻歌でフルコーラス歌えるぐらいに覚えている曲は
大概そらでメロディ+コードのギターソロで弾けるんです。

コード進行やメロディの動きのややこしい曲は
演奏としては「音を探りながら弾いている」感が そこここに表れてしまいますが、
弾いている音を記譜したら 初級~中級者用に出版されている
「ギターソロ ポップスギター曲集」ぐらいのアレンジになっていると思います。

ただ 自分にとって「そういう曲をそういうアレンジで弾けること」は
あまり重要だと思ったことがなかったので
「音を探りながら弾いている」以上の出来栄えのことが出来るようになろう
とか考えたこともありませんでした。


でも。 しかし。 そうは言っても。。 五十路半ばで恋を知り~♪

そういう多くの人に愛された名曲たちを楽しげに弾けることは
弾き手にとっても楽しいことです。
なので せめて探らなくてもいいぐらいに頭に入れておけるようにしようかな
なんて五十路半ばにして始めて思いたちました。

そこで 好きな曲で特にあやふやな部分が多い曲だけでも
いつの間にか覚えていた耳覚えではなくて
オリジナルの音源を聴きなおして採譜してみることにしました。

どの曲もオリジナルはやっぱりエッジが効いてますねぇ。
名曲を世に出した人たちはなんと繊細かつ奇知に溢れたことをしていたのでしょう。
コード付けやメロディのシンコペーションとか
私の耳覚えではただただ自分の弾き癖に都合が良いように
脳内でずいぶん簡略化されてしまっていました。
(申し訳ない。。。あらためて勉強させていただいています。)


と まぁ そんなわけで前出のペンを買ってきました。
いわゆる写譜用ではありませんが
そもそも最近は写譜用ペンがほとんど売られなくなっていているんですね。

現行の実用レベルで作られているものはプラチナやシェーファーの高級モデルのみで
値段も厳しいですが ペン先が1.3mmで 筆圧の強い私にはチョッと太すぎです。

ずっと←パイロットのプラスチック芯万年筆の音楽用というのを使っていました。

0.8mmでチョッと細すぎですが 使っているうちにペン先が鈍ってきて
それでちょうど良い感じになります。
結果的にこれが一番自分に合ったペンでした。

ですが もはや製造されていないとのこと。
使っていた一本はそろそろ寿命です。

今回買ったアートペンのペン先はステンレスで結構硬めなので ラインナップ上は0.8もありましたがそれより太く、1.3より細い1.1を買ってみました。


そして そんなこんなで楽譜を書いています。

30曲ぐらい頭に入れておければ今後の人生を楽しいものに出来るかなと思うので
とりあえず今年中に30曲清書するのが目標です。

正月から現在まで、今週時点で
すぐに思いついた曲だけで11枚書き終わりました。

キーはオリジナル通りで弾きやすければそのまま書きますが、
音域やシンコペーションを活かせる運指の都合とかを加味しながら
自分の弾き癖で最も弾きやすいキーで書くようにします。

基本的に調号はシンプルな方向に移調することが多いですが、
たとえばclose to youはオリジナルや普通に出版されている楽譜は調号無しのCですが 私のは#5つのBに、
イパネマの娘は普通は♭一つのFですが 私のは#4つのEに、とか そんな工夫をしています。





0 件のコメント:

コメントを投稿