2014-04-24

水筒入れ(20140422)

先日作ったエスラジ用のケース

毎度何かを作り終わったときには部屋中 端布や端材が散らかり放題です。

そんな端布や端材を片していたらチョッと思いついたので作ってみました。


ところで 先週末19日。
ときどき参加させてもらっているつまみ農場の今年の籾振り作業の日でした。

私のような頭数参加組にとっては この籾振り作業が今年の田んぼの最初の仕事で、
この後 田植え、草取り、稲刈り、収穫祭へと夏から秋への作業やイベントへと続いていきます。

まぁ 今時分から向う半年ぐらいはつまみの農作業だけでなくても水筒を持って歩く機会は増えますよね。

本物の真空ボトルも持っていますがこれは0.9リットル。(もらい物)
ペットボトル用の断熱材の入った水筒カバーも持っていますがこれは500ml用。

常々どちらもチョッと小さいと思っていて
900mlのペットボトルが2つで過不足なしかなぁ なんて思っていたので
そのサイズの水筒カバーを作ってみることにしました。

今回端材に10mmのチップウレタンがけっこう残っていたのでまずこれをベースにしました。



取り立てて種も仕掛けもありません。

900mlペットボトル2本と保冷材が入る大きさの箱を 以前冷凍食品を通販で買ったときに梱包に使ってあった保冷シートを貼ったチップウレタンで作って さらにそれが入る手提げをつけた外袋と保冷材を入れる中袋を作りました。
チップウレタンの中箱はペットボトルと同じぐらいの高さで 蓋は保冷材を入れている中袋につけました。

10mm厚のウレタンの箱が外袋と同じ高さまであると袋が閉じにくいかな と思ってこのようにしました。
こんな風に紐で縛って閉じます。

ところで発砲スチロールは遮熱性が高いわけですが 同じ多孔質のウレタンの遮熱性はどうなんでしょう??
意味のない工作になっていないと良いな。




2014-04-23

エスラジ用ソフトケース(20140416)

→こちらの楽器。
インドのエスラジという名前の弦楽器です。

縦に構えてチェロのように横から弓をあてて演奏します。
奏でられる音色が美しいのは言うまでもありませんが、ギターとかのいわゆる普通の楽器ではコンサートホールとかお風呂場とかの長い残響がある場所でしか得られないような フワーッとその場に充満してから消えていくような音の効果。
そういう効果を自前で持っている楽器です。


共鳴弦を持った多弦ギターやシタールなど撥弦楽器の共鳴と残響の効果は知っていましたが
擦弦楽器でのその効果は絶大なものがありました。
もちろん実際の演奏の魅力は奏者の演奏力によるものがほぼ全部なわけでありますが
今回この楽器の奏者の島田博樹さんに出会い、さらに実器にも触れさせていただき
いつになく楽器自体にも興味津々になってしまいました。

で さらに詳しい奏法や楽器の由来はオーナー、エスラジ奏者の島田博樹さんのホームページに任せるとして、
とても珍しいこの楽器の日常使い用のソフトケースを作る機会をいただきました。



まず楽器型に切った10mm厚のチップウレタンフォームにベロア生地を貼り付け、ケースの形に折るところに折り紙の折筋のようにミシン目を入れます。

弓を入れるポケットはこのあたりかな と。
合わせ目を接着。
軽く固定してボディの丸みに沿うようにします。
今回 接着剤には 接着力が強い割りに固まっても硬くならないシリコンシーラーを使いました。


両脇がだらっとしてしまうのでコの字型に曲げたステンレスステーを3枚 下から入れて接着。
ステーの角でこの後外側にかぶせる表地が痛まないように外側からフリースを貼ってあります。
表地は最初のチップウレタンと同じ型紙にかぶせ部分の長さを足して切って縫製。
かぶせ部分を合わせてざっと包んでみてファスナーの位置を決めます。
かぶせ部分の裏側には
表地とベロアの間全体には5mmのウレタンを、
合わせの外側になる部分にのみ10mmのチップウレタンを挟んで縫い合わせます。

楽器のボディとネックの接続部分の裏側に空間ができるので 取り外しのできるポーチをつけてみました。
このあたりは若干工程写真が割愛されていますが
表地の両脇に持ち手、裏側にストラップと持ち手、
底に合皮を縫い付けました。

その後 内張りを入れて まず淵のあたりで一周表地と縫い合わせてから 裏のストラップの留め位置で内張りにも通すようにカシメをつけています。

裏のストラップの留め位置は内張りの裏につけたステンレスステーに合わせました。

カシメは内張りに接着したステーの穴を通してあり 表地につけたストラップの取り付け部分にかかる力を内張り共々の広い面積に分散させるようにしました。




→この写真での位置関係では、
写真下側のかぶせ部分を下、
写真上側のかぶせ部分を上にしてファスナーを留めます。

このとき 楽器のヘッドとボディの底側は 内側に織り込むようにしますが、織り込むだけでは微妙に心許ないので
ヘッド側とボディ底側につけたストラップで
かぶせ下側の中央で引き寄せて留めるようになっています。
ケース両側の持ち手は
片方が外れるようになっているので
クロスしてつけてもらうと
ストラップで肩からかけたとき
あまりブラブラしなくて良いかなと思うわけです。
そして こんな感じに出来上がりました。




2014-03-18

灯油ポンプ立て(20140318)

昨年末から自宅があるマンションが大規模な改修工事をしています。
なのでこの工事中は建物を包み込むように作業の足場とさらにその外側に飛散物防止のネットが張られています。

ベランダも防水塗装をしなおすので今までベランダに置いていた物はこの数ヶ月は家の中に入れています。

今までベランダに置いていた灯油や灯油ポンプもこの冬は家の中でした。

最初はチョッと家の中が灯油臭い気もしましたが慣れてしまったのかな、
今は気にならなくなったばかりか 温かい家の中で済ませるストーブの灯油補給の快適さにも慣れ過ぎてしまいました。
次の冬はまたベランダで良いはずの物ですが たぶん家の中に置くような気がします。

この灯油の類の物は玄関のたたきに置いていて、ポンプはとりあえずで突っ込んだ大き目のインスタントコーヒーのビンで立ててあります。

しかし大き目のビンと言ってもポンプの半分以下しか刺さっていないので 何気に不安定ですし何より見た目もよろしくありません。
きっと玄関に見た目のよろしくない物があるのは風水的にも運気を下げそうな気もします。
貧乏という事実は仕方ありませんがせめて「ビンボー臭い」と言うのは避けたいところです。

で もうそろそろストーブは片付けるかな と言う時期ですが100円ショップで花瓶を見かけたら思いついたので作ってみました。







2014-02-24

洗車グッズ(20140220)

昨年車につけたルーフキャリー。

こんな棒がけっこうな値段がするのね なんて
かなり断腸の思いの出費でしたが
その後 材料の材木や 昨年作った行事用看板などの大きな作品などを運ぶのにと
かかった出費に充分もとの取れる活躍をしてくれています。








ところでこれって 取り付けはそれなりに簡単ですけど
外すのは意外と面倒に出来ているんですね。

まぁ 付け外しがあまり簡単すぎると 簡単に盗まれてしまうでしょうから
そういう悪い心の芽吹きを抑えるためにも 多少の手間が要るようになっているのも分かります。

しかし その手間のおかげで洗車場の洗車機にはすっかりご無沙汰になってしまいました。
で 手洗いの洗車は雨水タンクの水を使いたいと思っていて
でもけっこう車高が高いので脚立に乗ってバケツを持ちながらもなかなか大変で・・・。

おかげで キャリーをつけて以降 いつもホコリっぽい状態の愛車でございます。

しかし生来綺麗好きの私(嘘!)。

家族の「自分の車ぐらいもうチョッと綺麗にできないのか」という
刺さるような視線にいたたまれずチョッと考えてみました。

先ず ↓このバケツを改造。

←こんな風にホースの接続口を付けました。
内側にT字の部材を使ったのは
回らないようにです。










そして↓こんな梯子状の物も作って。

←こんな風にキャリーにセットして
(キャリーの棒が挟まる切れ込みもつけたのだ。)
その上にホースを付けたバケツを乗せます。

バケツは約10リットル。一回の洗車は3回水を入れれば充分。







期せずしてトランクに入る大きさ。
ゴムのネットを用意しておけば
あまり車内に乗せたくないような泥の着いた畑グッズもこれをベースにして屋根で運べます。







2014-02-13

椅子修理(20140213)

今回のお題はアンティックのピアノ椅子の修理です。


依頼のあった修理部分だけだと
こんな風にブログに記録を残しはしなかったかもしれませんが
ちょっと気になった部分に一手間かけたら
我ながらまんざらでもないなぁ と調子に乗りました。


修理は脚の一本がぐらついていたので
それをきちんと固定し直す と言うものでした。












問題の脚を外しそうとしていろいろいじっていると
他の脚の固定も甘くなっていることに気付いたので三本とも一度外して固定しなおすことにしました。

ところで 脚と中央の円筒部の接続は 昔の家具のような組み継ぎなのかと思っていたら
大きなダボを刺して接着剤での固定と 引き裂き方向の力がかかる円筒底部と脚内側部分に釘止めの金属板が貼ってあるだけのものでした。

そしてその接着剤も 経年劣化なのかあまり効いていませんでした。

もしかしたら こういう家財(椅子)の作り方って修理して使い続けることを想定して
力加減や過熱で外せる接着力の接着剤を使っているのかな なんてことを思ったりして。
(そういう作り方があるのかどうかは知りませんが)

しかし ダボ穴や釘穴がかなり緩んでいたり穴周辺の木材の欠損もありましたのであまり難しく考えないで普通の接着剤でガッチリ固定することにしました。











と ここまでがお題の分で 以下がどうしても気になったと言うか まぁ 面白がってやった余計な一手間です。

たぶんこの椅子は(こういう椅子は)運搬のときにクッションの底板部分、布張り部分よりちょっと外側に出ている化粧板があちこちにぶつかるのだと思います。
合板が剥がれたり割れたりしていました。

(←この写真は別の類似の椅子の同部分。)


この状態だと 持ったときにトゲが刺さりそうで手触りが非常に怖いです。

元のツルツルした感じに塗りなおそうかとも思いましたが そのためには欠損も激しいのでパテで盛って削ってを先にしないといけません。

でも「削って磨いて」をするためには布張りを外さないといけなくて それはちょっと手間がかかりすぎます。

しばし逡巡しましたが 椅子全体としては 既に充分に使用感があるものなのでいっそラフな感じならば手間としてはちょうど良いと思って↓こんな感じに仕上げてみました。

手触りとしてはゴツゴツしていますが
割れたベニヤ板のささくれた感じはありませんし
実際に手にも安全です。

横から見える見た目も 普通に経年の使用感が出ている程度に見えるでしょう。

ウン!満足満足!!





2014-01-27

小さなポーチ(20140127)

ポケットに入れたら上着やコートの型が崩れてしまうような分厚くて大きな財布。
あまり格好良いとは思わないんですけど
免許証やカードや小銭や(僅かばかりの)紙幣、
それと直近のレシートとかいろいろ入れているので
けっこうズングリとしています。

それと電話と鍵の束。

どれも取り出しやすい所に入れたほうが良いので
場所としては上着やズボンのポケットが最適なんですけど
どれも妙に大きいので結局デイパックの中に入れています。

なので それらを使うときは一度デイパックを前に回して
デイパックのポケットを探って取り出すわけです。

夏や季節の良い時期にはこの動作にもあまり手間や不便は感じませんが
たくさん着込んで手袋もしているこの時期。
特に自転車でちょっとコンビニに寄ったときなどは まー面倒くさいこと!


ところで昨年のクリスマスの公演でご一緒した一見さん。
練習と本番とで数回お会いしました。
彼もデイパックを使っていて
そのデイパックの肩掛けストラップに小さなポーチをぶら下げていました。

そこに何を入れているのか 見ても聞いてもいませんが
なんとなく 「なーるほど!」 と思いました。

で その「なーるほど」からもう一ヶ月も経ってしまいましたが
私も作ってみました。

タネも仕掛けも たいした工夫も無く
手持ちの端布やスナップのみでの工作です。

先ずは完成の図↓















中身はこれだけ↓。

こんな風にぶら下げれば良いかな と。







2014-01-06

台所周辺整理整頓計画第3及び4段(201310xx)

年始そうそうに昨年書きそびれていたエントリーの追加です。

自分用の実用品として既に使っていますが
溜まっていた端材で作ったせいか いつ作り始めていつ「完成」ということにしたのか曖昧で
なんとなく書きそびれていました。
相変わらず自分の周回遅れ感がぬぐえませんが いちおう工作の記録なので書いておきます。

昨年台所周辺整理整頓計画第二段として20cm前後の大き目の皿類の「整理器」を作ってみました。

(第一段はこちら。台所周辺整理整頓計画の第一段 壁掛け棚

そして今回の台所周辺整理整頓計画第3段
まず中皿・小皿類の整理器1号」。















次に中皿・小皿類の整理器2号」。


工夫と呼べるものは何もありませんが 手持ちのお皿の大きさには合わせてあります。
↓現在食器棚はこんな風になっていて非常に快適になりました。

 しかし なんだか白っぽいお皿ばかりですね。

季節や料理や食材に似合うお皿。
そういうものがいろいろ欲しいところではありますが 
tri家の日常の現実では まぁこんなところなのでございます。。















引き続き台所周辺整理整頓計画第4段
「シンクサイドゴミ箱」。

もう 何年もシンクの中に置く生ゴミ用の3角コーナーは使っていません。

ほぼ毎食料理をする家ですけど1~2人分で基本的に量が少ないですから
そこから出る生ゴミもかなり少なめです。

魚の粗とか動物系の生ゴミ以外(野菜くずとか)は少量であれば
紙に包んでゴミ箱に入れておけば 腐るより前に乾燥してしまいます。
腐らなければ悪臭汚水は出ないですから普通の紙ごみと同じです。

ただ このときゴミ箱はプラスチックなど 通気性の悪いものはいけません。
なるべく通気性の良い材料・形状が良いのでこれはずいぶん以前から手作りです。

で 今回の工作は以前から使っていたものの改良型です。


← こちらが以前から使っているもの。

側面と底は酒屋さんが一升瓶を入れている箱と同じで
全くの面ではなくて 棒状の板になっています。

3スペースの仕切りで、
手前が生ゴミ。紙で包んで使い終わった書類袋などの紙袋に入れます。
真ん中がプラスチック系の包装ゴミ。
奥が生ゴミを包む用の紙。DMやポスティングされた広告とか まぁ そういう紙。


ところで 昨年お鍋を二つ買い足したら置き場が無くて。

でも よく使うものなので全体的にいろいろシフトさせてそれは冷蔵庫の上を定位置にするようにしました。

しかしそうしたら それまで冷蔵庫の上が定位置だったちょっと大きめのコストコのペーパータオルの置き場がなくなりました。

これも手に取りやすい場所に置きたいのですが 転がるしサイズが変わるし水気に近すぎてもよくありません。

なので そんなこんなのモチベーションでこの工作となりました。

↓完成品の図










↓設置後の図



基本的な構成は同じですが
牛乳パックやプラスチックトレイなど分別ゴミもあるので仕切りの仕方を少し変えました。

ところで コストコのペーパータオル。
値段も高いですけどとても良品です。

何十年使っている決まった道具や食材しか使わない実家の父も一回使ったらその後常備品にするようになりました。




ちなみに 魚の粗とか動物系の生ものゴミはその都度ビニール袋に入れたりラップに包んだりして冷凍庫に入れて次のゴミの日を待ちます。