2013-10-15

トイピアノ用テーブル(20131012)

トイピアノ演奏家の畑秦枝さんからのお題で
背の低いトイピアノの演奏のときに使う楽器を乗せるテーブルを作りました。

・テーブル面が約60cm四方、高さが約40cm。
・曲目によりいくつかのトイピアノを弾き分けるので
公演中のステージで移動できるようにキャスターが付いていること。
・会場への運搬がしやすいように脚が折れ 且つ組み立てやすいこと。
・楽器を一台だけ乗せる場合と二台乗せる場合があるので
テーブル面が半分の大きさ(30x60)に出来ること。

以上がお預かりしたお題の条件で それ以外に自分の初見としても 
・10kg程度の重さの楽器を乗せて演奏できる強度があり
・ステージ上の演出としての見栄えをもったテーブル
と考え クリエーター心をくすぐられ面白そうに思ってお引き受けしました。

先ずは完成しました の図
サイズとキャスターについてはこの写真で見ての通りです。


■第1変形!
1台乗せ状態
(試しに重さが同じぐらいなので
ミシンを乗せてみました。)
■第2変形!
2台乗せ状態

完成時に横から撮っていなかったので仮組みのときの横から写真。

パーツは↓こんな感じで8パーツ。(色を塗っているとき)


←ちなみに色を塗る前はこんな材木。






■収納変形!
↓脚がたためる仕掛けはこんな感じ。














しかし たためるここと 組み立てのし易さ、そして組み立て後の強度、
この三者を共存させるのはなかなか難しい課題です。
先ずは1台乗せの場合の強度の確保は←このようにしました。















2台乗せの強度確保は先ず←このようにしました。

それと 上の塗装前の写真で
2枚の天板のつなぎ目が写っていますが
2台目側の天板の裏につけたアテ木が1台目側の脚の付け根を固定するようになるので
そのことでも全体の左右の揺れを抑えています。


自分が使うもののときもそうですが
既製品や量産品で同じことが出来るものがあるときは そういうものを使ったほうが強度とか仕上げとかに安心感があるので(私自身もそのほうが良いと思ってしまって)なかなか製作のモチベーションが上がりません。

しかし こういう特定の目的に特化したものを考えると言うのはとっても面白いのであります。
今回 製作の機会を与えてくださった畑さん。ありがとうございました。

このエントリーを書いている間に 畑さんからこの件でブログに記事を書きましたとのメッセージが届きました。
↓こちらも併せてご覧ください。
http://ameblo.jp/ototabisha/entry-11638128456.html


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