つい最近↓こんなギターやキーボードなど楽器のモニター用の小型アンプが発売されました。
ブリーフケースよりチョッと小さいぐらいの大きさで40wの出力で楽器とはbluetoothで接続ですって。
凄いですね。
このサイズで40wもあると 私が外形や出力の大きさじゃないよ スピーカーの数と向きが問題なんだよ と言ってみたところで 本体が軽くて小さいうえに無線なので 高い位置に置き建物なりに角度を工夫して壁に向けて音を反射させたりすると 私が望む程度の音場なんて簡単に実現できそうな気がします。
こんなのが手に入る時代に楽器ライフをスタートさせたかったなんて真剣に思います。
http://www.ikmultimedia.com/products/iloud/
ところで
iloud と言う名前からも察せられるとおりbluetoothの送り側はiphoneかipadで エフェクトなどもiアプリを使うんだそうです。
特に何か思うところがある訳ではないですが 成り行きでwindowsユーザーになり そのままなんとなくで携帯もandroidを使っています。
なのでさしあたってはそういう
物についてはあまり大舵は切れませんから とりあえずこの機械については静観の構えです。
けど・・・しばらくは物欲の片隅で気になり続けるような気もします。
そして話はとても昭和でやや哀しめな方向です。
エフェクターや録音にも興味を持ち始めた20歳前後ぐらいの頃。
本物のギターアンプなんて買えなかったし置き場すらなかったしで 家ではオーディオやラジカセのauxやmic入力に繋いで音を出していました。
でも ラジカセは音が割れるし オーディオはチャンと良い音が出るけど 当時のオーディオって入力端子が全部機械の裏側だったり マイク入力はカセットデッキにしかなかったので あちこちスイッチを入れないといけなかったり、家具的に大きいのでポータビリティはゼロだしで 本当にチョッとだけ使いたいときなどはえらく面倒だったわけです。
しかし それでも何かに一所懸命になっている姿は人の心を動かすんでしょうね。
そんな私を不憫に思った友人が エレキギターの入門セットについていた小さなギターアンプをくれました。
質的にどうこうなものではないけど 手軽さは100倍!けっこう長いこと役に立ってくれて
その後 家のオーディオ兼手軽に持ち運べる大きさのスピーカーとして
bose101を使うようになってからは 手軽に持ち運ぶ時のアンプとして101にそのギターアンプの基盤だけガムテープで貼りつけて使っていました。
質的に優れたものを使うことが大切なのは言うまでもないですが、使い勝手がとても手軽な機動性の良いものを併せて持つことも大切だと思っています。
更にその後私が101から離れた以降は貼り付けていた基盤は長らく机の中に死蔵。
しばらくお手軽アンプが無い時期がありましたが やはり不便で近所のリサイクルショップにあった どこのものとも分からない←このアンプを購入。狭いお部屋でも邪魔にならない薄さが魅力で980円也。
音質に文句を言ってもしょうがないものですが とりあえずのチョコッと使いには超便利。
しかし さすが980円。一年ぐらいで昇天。
でもね。
わたし的にはこのケースの薄さはチョッと捨てがたくて オリジナルの基盤を外してれいの死蔵の基盤を入れてみました。
ノブ類の並びは違うけど 穴の配置はぴったり!
まさにこの復活の日を待っていたかのような設計。素敵です。
正面は綺麗に取り付けられたので 裏蓋をしようと思ったら 基盤がはみ出てしまって 仕方ないので↑こんなキカイダー状態に。
この状態で使い続けること8年。
しかし先日 アクリルのキカイダー部分が割れてしまったり いつかそのうちと思っていた使い勝手の不満もあったので チョッと作りなおしてみました。
完成の図↓。
購入時のオリジナルには上面に持ち手がありましたがチューナーとかエフェクターとかチョコッと物を置きたくなることが多いので外してしまっていました。
その分持ちにくいので先日
椅子アンプを作ったとき分解したモバイルキューブのストラップを側面から付けてみました。
裏ははみ出た基盤が隠れる分の厚みの蓋にしました。
また すでに前回にもそうしたように エフェクターや他の機械の電源用にコンセントを付けました。そういう機械ってほとんどACアダプターなので アダプターを置けるポケットがあると便利です。
これで 上面に乗っかる程度のエフェクター類でしたら全部結線したままでもACアダプターを引きずらずにアンプ本体のストラップだけで運べるようになりました。
ここが意外と不便を感じていた部分だったので とっても満足。
また この部分。
携帯やPCからの音を出したいとき。
ステレオミニプラグ → RCAピンのコードを使いますが
こういうギターアンプって基本モノラルじゃないですか。
元の音源は大概ステレオなので左右混ざるように結線した入力端子になっています。
端子は
ミニプラグ → ミニプラグもアリですけど
接触不良を起こしやすいので ミニプラグは好きでないのです。
そういえば この3連の端子。AVセンターを作ったとき分解したAVセレクターから取っておいた物です。モバイルキューブのストラップといいどんだけリサイクルだよ。
コードが刺さっている端子は 基盤の出力とスピーカーの間にあって 101のような良いスピーカーがあれば そちらに差し替えられるようにしました。
(チョッと往生際が悪いかな。。)
フックはコード類が散在してしまわないようにとか ACアダプタのコードがブラブラしてしまわないようにです。
いまどきは高出力のMP3用のモバイルスピーカーとか そういうものがいくらでもある時代なのに なにやっているんでしょね私は。。。