2012-10-27

ギターソロライブのお知らせ(20121102)

3年ぶりにワンマンのライブをやります。

2010年の11月ごろ 初めてバネ指らしきものが発症し、そのうち治るだろうと思って自分なりに養生させていましたが 翌2011年4月に本格的に悪化、本気で治療に通い始めました。

その後今年になってからは治療の甲斐もあり痛みやいわゆる「引っかかり」もほとんどなくなりました。


そして そんな3月のある日。
今回演奏させていただくカフェで 半ば冗談だったんですけど「そのうちに『腱鞘炎からの生還ライブ』をこのお店でやらせてくださいね」なんてことをポロっと言ったのことが今回実現することになりました。




11月2日(金曜) 午後1:30会場 2:00開演、
ピアソラやオリジナル曲を中心のプログラムで
途中小休止を少しいただいて都合1時間半ぐらいの会にする予定です。

会場は 坂戸にあります カフェ「この花」。


坂戸市三光町22-30
tel 049-284-0193
web-site http://www.konohanacafe.com/

コーヒーとケーキのセット付きで1500円でやらせてもらいます。
(コーヒーとケーキの代金分以外は「この花」を通じて震災復興義援金等に寄付させていただきます)

会場は小さなお家カフェですので事前に私かお店にご予約いただけると助かります。

2012-10-19

雨水タンク-後日談(20121017)

16日に材料買出して17日昼過ぎぐらいに完成した雨水タンク。
そして17日午後からは雨で順調な滑り出しです。

無事満水となり、

出力も充分です。

ここの場所にはこの45リットルのゴミ箱が見栄えとして良い感じだと思うんですが、こんなに上手くいくのなら裏手のほうに100リットルぐらいのを置きたいと思ったしだいです。

2012-10-17

雨水タンク(20121017)


雨水タンクを作ってみました。
植物の水遣りとか洗車とか、水道水ではもったいないなと思う水に
雨どいを伝って落ちてくる雨水を使うための溜め水タンクです。

ところで雨水タンクって意外と高い(高価)んですよね。
多くの自治体が設置に助成をしているようですから
購入者の実質の負担が少なくなる分売り値を下げずに済む商品なのかもしれませんね。

もちろん既製品を買えれば機能や安心感も充実するでしょうから そのほうが良かったんですけど チョッと私が想像していたよりかなりオーバースペックな気もしたので まぁ 試しにと思って作ってみました。


雨水タンク用のパーツとして購入したのは雨どいから水を分岐させるところだけで、
それ以外は45リットルのゴミ箱とホームセンターで普通に売っているパイプのパーツやホースで間に合わせました。

タンク部分をゴミ箱にしたのは水を使うとき蛇口からだけでなく
蓋をとって手柄杓で水をすくい出せるようにもしたかったからです。
また 蓋のうえに手柄杓や如雨露を置きたかったのでなるべく蓋が平らなものを選びました。


蛇口を横チン状態にしたのは、
まずタンクの出水口は限りなく下に付けたほうが良いのは誰しも思うところだと思います。

しかし蓋を開けて手柄杓で水をすくうことも考えると
タンク全体はあまり高い位置に置かれないほうが良いわけです。

そこで 蛇口をタンクに固定しないでタンクと蛇口の間にホースを付けてバケツの縁の高さをまたごうと思ったわけです。

ただ そのときL字部分を下に向けるとホースの折れ角度がきつくなるので水の出が悪くなりそうに思ったのと、また L字パーツを付けずに前にホースが突き出るのが一番良いように思いましたが それはなんとなく美意識が許さなくて横向きにしました。

雨どいからくる雨水はタンクの下から入るようにしました。
横や後ろでも同じなんですが 横はなんとなく見栄えが悪いように思ったのと後ろは建物の壁との間に無駄なスペースが出来すぎるのが嫌でした。







水の腐敗防止のつもりで木炭を入れて、
藻の発生防止のつもりで黒のホースを使いました。
さて 効果のほどはどうなんでしょう。。

2012-09-27

カーテンレール(20120926)

本日のお題はカーテンレールです。

もともと↓写真のようなカーテンレールが付いていたのですが







このようなタイプのレールだとカーテンは壁面よりずいぶん部屋の内側に下がり
部屋が狭く感じてしまうとのこと。

一方この家の壁は厚みがかなりある感じで窓枠にもそれなりの幅があるので
カーテンレールを窓枠の中につけたいとのリクエストです。

(もう自分がいったい何屋なのかわからなくなってきました。)

アイデアは意外と簡単に思いつきました。

まずパーツを作ります。
9cm幅の栗の板と9.5mm径のステンレスパイプを使いました。















木のパーツは着色しました。
柿渋+墨汁を塗ってからオイルステインを塗り その後ウェスで磨きます。















カーテンをかける駒と木のパーツをステンレスパイプに通します。
















駒はカーテン用のものではなく
文房具的なステンレスのリングで、大小二つを組み合わせています。















既製品のカーテンの駒は半間用で7つだそうです。

あとはお察しのとおりこんな風に窓枠に取り付けます。
















レールが3本なのは 外(レース)、中(遮熱)、内(インテリアに合うもの)をかけるようにしました。
↓写真では中にかけているカーテンの上端が窮屈そうですが
その後 カーテン側のフックをもう少し上にしました。外側のレースもそのようにします。
逆に内側のカーテンは窓枠が隠れるくらいフックを下げました。
































そして古いレールを外して出来上がり。















2012-09-04

ギター用小物入れ(20120831)

ことさらエントリーにするほどのこともないような小物のお話ですが
久しぶりなので書いてみます。

いつも使っているギターケース。
もう15年ぐらい前にグローブ用の皮で作ったものです。

こういうソフトケースはたいがい外側に楽譜が入るぐらいの大きさのポケットがあったり 小物を入れる小さなポケットが側面についているんですが そういうものは付けるのは チョッと… と思って作りました。


決して面倒くさいからということではなく
ポケットとか取っ手とか なるべく余計なパーツを付けずに
ギターの美しいアウトラインだけが見えるように作りたかったんです。

楽譜なんかは 数枚のコピーだったらケース内に入れますし
それ以上だったら ポケット付きのケースだったとしても別のカバンで持って歩くので特に不便はありません。

しかし微妙にあったほうが良いかな と思うのが小物用のポケットで、
どうしても常備させたいのはチューナー、カポタスト、爪切りと爪ヤスリです。

チューナーとカポタストぐらいだと服のポケットで良いんですが
爪切りと爪ヤスリはそのままだと服のポケットに穴が開いてしまいます。
カバンのポケットでも事情は同じですし一緒に入れている他の物も傷ついてしまいます。

それで いつかそのうち 
ケースの内張りに爪切りと爪ヤスリ用のポケットを付けようと思っていました。


ところが 内張りに付けるとなると内張りを一度外さないといけないのでチョッと面倒です。
(そういうこともあるだろう と思って 内張りは外せるように作ってあるんですが やはり面倒で…)

それで 今回ひらめいたのが… 要するに小袋です。
かつて穿いていたジーンズの端布で作りました。


 先の4点を入れて

こんな風にペグに引っ掛けてケースの中でスペースに余裕のあるネックの裏の位置にぶら下がります。


2012-07-26

かぐや在廊(201207)

古民家ギャラリー「かぐや」現在開催中「私と座敷童子展」に出品をしているので
7月の週末はなるべく在廊するようにしています。


30歳でイラスト描きデビューをして以来早22年。
実はグループ展への参加もそうなんですが
「ギャラリー」と銘打っているところに作品を置かせてもらうのは初めてなんです。


過去 顔なじみの喫茶店とかに飾らしてもらったことは何度かありましたが、
(と言っても4~5回ぐらい)作品の展示がメインのところは初めてで
出品している作家がその展示場に居ることを「在廊(する)」というのも
今回初めて覚えた言葉です。


我ながらチョッと意識が低過ぎるとも思いますが まぁ そんな体たらくなので
会場での新しい出会いは新鮮なことばかりです。

今回は特にグループ展ということもあると思いますが
ギャラリーというところに作品の当事者として長時間そこに居ると
他の作家さんを始めそれ以外にも「表現」ということに積極的な人たちに沢山出会います。


一つ前のエントリーで新しいギターを買ったなんてことを書きましたが
今回の作品展に参加していなかったらそんな気分にはなっていなかったかもしれません。


そういえばこの在廊中にチョッと珍しい演奏家の方々にもお会いできました。
最初は すでに少し書きましたが古楽器演奏家の立川叔男さん
私がお会いした日はリュート、ラコート、ルネッサンスリュート、ハーディガーディをお持ちで、
別の日には全長2mからのギタローネ(テオルボ?)もご披露されたそうです。














また アマチュアの方でしたがEWI( Electric Wind Instrument)をお使いの方ともお話できました。
フュージョン世代の自分としては未知の楽器ではありませんでしたが
実物や実演を間近に見るのは初めてで、ギターシンセとも通じる部分が多いので
興味深いものでした。


そして先週末はトイピアノ演奏家の畑 奉枝さんがお見えになったので
ちょと無理を言って3台ほどトイピアノを運んでもらって演奏をしていただきました。


トイピアノは文字通り玩具として売られているいわゆる「おもちゃのピアノ」です。
「ピアノ=クラシック用の王道楽器」との想いで見れば玩具以外の何物でもないですが
「楽器=音楽的表現のための器」と想うと、
トイピアノは充分に音楽的世界観を表現できる「音の器」なのだと思いました。


っていうか 本物の高級ピアノであれ 川原の草の草笛であれ
奏者とその楽器の関係性、楽器への真摯な愛が深ければそこから紡ぎ出される音楽は自然と魅力的なものになるのでしょう。


なんだか理屈っぽいですけど わざわざ「真摯な愛」と書いたのは 
ときどき稀に「ストーカーチックな愛」で楽器や音楽を御そうとしているように感じる演奏や演奏者に出会うことがあって…、
まぁ それはそれで演奏をする人は必要な時期でもあって その時期がないとテクが身に付かないとも思いますし どうしても嫌ってほど気になるわけじゃないんですけど。私にもそんな部分がありますし。


しかし その意味では畑さんの演奏はその対極で 楽器が出したがっている音や音楽を良く引き出していて玩具のピアノがとても素敵な楽器に見えてくるものでした。
奏者は魔法で音を音楽に変えるのですなぁ。















今回の展示会も明日からあと3日。
どんな素敵なクリエーターの皆さんに出会えるか
とても楽しみです。

2012-07-09

ギター 燃料再投下(20120709)


折に触れて「ギターを弾くのが億劫になって…」と書いています。我ながらネガティブ過ぎです。
実際にこの2~3年、それ以前に比べたら「まったく弾かなくなった」と言っても良いぐらいです。


特に一昨年の11月ごろにバネ指になって以降、
丁度良い機会だから指を休ませようと思ってさらに一段ギヤをダウンしたら
すでにニュートラルでそこでガス欠してしまった感じです。
ギターが無くても全然大丈夫な人になっていました。


しかしながら 趣味とは言え長いことやっていたので
友人知人たちには私は「ギターを弾く人」のイメージがすっかり定着していて
彼ら彼女らを通じた新しいお付き合いの人たちには
「ギターを弾く人で~」と紹介されることもしばしばです。


しばらく前までは 普段弾いていないながらも
長いことやっていたときに覚えていたことは大概指が覚えていて、
拙いながらもいちおう弾けたりしていたんですけど。。。


ところが 最近 指も脳ミソも完全に忘れてきたようで全然弾けないんです…。
爪もずっと弾いていたときより 薄くなってしまったような気もします。


すると友人たちの「ギターを弾く人で~」との紹介が実にプレッシャーになるんですね。
「あわわわ・・・・(滝汗;;;)」ですよ。


でも 長い時間をかけて自然に出来上がってきた良いイメージは大切にしないといけないですよね。
また一から始めましょう。指もかなり回復してきましたし。




もう 何年も新しいギターを買うなんてしていませんでした。
新しい道具を買うときのワクワクした気持ち。 それを味わうことも大切です。


なので燃料再投下!
新品でも高級品でもないですけど買っちゃいました。
Ovation Collectors' edition 1997-7n


今さら中古のCollectors' editionは自分にとってはどうか?という気持ちもありますが。


この1997年版はチョッとユニークで Ovationはどのモデルでも
後ろのラウンドバックボディは(胴厚で3種類あるけど(今は2種類?))基本的に共通です。


ところが 唯一この1997年のCollectors' editionのみボディが少し小さい(細い)んです。
また ピックアップも通常版ではなく、ボリュームつまみはタッチセンサーで、
プラグもストラップピン内臓のものと このモデル以外のモデルには使われていないものばかりで作られています。


そして本当はスチール弦用の楽器ですけど ナットも変えてナイロン弦を張ることにしました。
ピエゾなので細かいことを気にしなければ何でも同じです。
ナイロンの生音も悪くありません。




大き目の楽器にテンションの強い弦を張ってガンガン弾く!ってのが基本姿勢なんですけど
しばらくは小さめの楽器に緩い弦を張ってリハビリモードでの再開です。

2012-07-06

やさしいギターアンサンブル第3集(20120620)

昨々年6月に初版で発売して昨年の1月に重版した
やさしいギターアンサンブル第1集 ♪


おかげさまで評判も良く、
ギター関係の集いに参加すると「持っていますよ」の声を聞くこともしばしばで実に嬉しい限りです。

昨年7月11日付けで第2集
そして今年も6月20日初版で第3集が出版され、
先月末製作関係者用の「第3集」の献本が私の手元にも届きました。


第1集は「日本の歌」。
第2集は「世界の歌」。
そして

第3集は「映画音楽集」です。


この本の編著作者は「日本ギター合奏連盟」といい、同会は「日本ギター重奏フェスタ」という重奏コンクールとギター重奏グループを集めた演奏会の二部構成の音楽祭毎年開催しています。


音楽祭は毎年6月終わりごろ開催されるので
この楽譜集もその会場販売にあわせて出版されるようです。


今年の音楽祭は6月30日でしたからもうそろそろ楽器店の楽譜コーナーに並んでいる頃です。
ギターを弾かれる方はぜひお求めに、また ギターを弾かれない方も店頭でチラッと見てやってくださいませ。



…って 自分がギターを弾くからこの楽譜集を紹介しているわけじゃなくて
表紙のイラストを描いたりデザインをしたということで。

2012-07-02

私と座敷童子展(20120629)

アナウンスが遅くなりましたが
「私と座敷童子展」という作品展に出品しています。

会場は 森林公園近くの 古民家ギャラリー「かぐや」
6月29日~7月29日の期間で期間内週末(金、土、日)にご覧いただけます。

ここでのアナウンスが遅くなったのは
製作が29日に間に合わなくて昨日(7月1日)に会場に搬入したからです。。


今回私の作品はテーマをいただいてから製作を始めた物です。座敷童子というテーマと「かぐや」の会場の雰囲気から自分としては思いっきり「和風」を意識してみました。
きっと座敷童子はいわゆる「具体的」な存在ではないでしょうから
リアリティに拘ることは意味がないだろうと思って、
また「私と~」と言うテーマでもありますから
たとえば男の子なのか女の子なのかとか
何歳ぐらいなのかとか 一般的にどういう想定で語られているのかは一切調べずに
今現在まで自分がなんとなく見聞きしていて想像できる範囲内で具現化することにしました。

夜 眠りに着くまどろみの中で感じるそこにいるはずのない子供の気配。

こんなイメージから「枕屏風」を作ってみました
屏風絵だけでなく屏風そのものから作りました

数行前の文章で「和風」と書きましたが
屏風絵の描き方や襖の作り方とか 
伝統的なスキルが身に着いた上での今回の作品ではありません。
本来なら「和」を意識して と言いたかったところですが
そういう地道な伝統を背負っていない人が たぶんこんな感じということで作ったものなので
「和風」を と言う言い方をしました。

そういう言い方しか出来ないのが我ながら残念ですが
まぁ そうは言っても 一定の「様になっている」感は出せていると思いますので
実物をぜひ見に来ていただければと思っています。



余談になりますが昨日搬入でかぐやに行ってみると
同展に出品されている他の作家さんのほかに
「遊びに来た」と言うことで古楽の演奏家の立川叔男さんがいらっしゃっていて
いろいろお話をさせていただいたり演奏を聴かせていただいたりしました。
(立川さんのリンク。サイトはお持ちでないのかもしれません。とりあえず検索最上位の記事のリンクです)

がぐやは会場の趣の良さと共に井上オーナーご夫妻の素敵な人柄もあり
実にさまざまなアートな人たちが集まってきます。
私もそのさまざまな人たちの末席の一人になれていることをとても嬉しく思っています。

2012-06-23

人形劇用舞台(20120530)

昨日6月22日。
先月お納めした人形劇用の舞台を初めて使う会があるとのことで注文をいただいた聖ルカ幼稚園に行ってきました。

納品時についてはmiku-mikuと園のブログで紹介してくれています。



杮落としの演目は「三びきのやぎのがらがらどん」。
ペープサートの演技で、キャラクターを象徴する効果音の使い方がとても良い演出で私もすっかり楽しませていただきました。


このときの様子も園のブログで紹介してくれています。

ところで舞台が設置された会場は園の母体である教会でした。
東松山にこちらの教会が置かれたのは大正時代で、現在の建物は昭和30年代に創建当時の場所から数十メートル離れて移築されたものだそうです。

建物の躯体そのもので移築したのかは昨日うかがった方からは分かりませんでしたが
移築時の新築だったとしても昭和30年代の建物ですから木肌の風情も良い塩梅で、
祭壇や長椅子などの調度品は創建時大正時代からのものだそうで歴史の貫禄を感じるものばかりでした。
演奏とかで使ってもいいよ などと言っていただきましてとても気を良くして帰ってきました。

製作工程は順を追った説明はチョッとややこしいので
各部分の写真の紹介だけにしておきます。

 

 

 

 

 

 
 



2012-06-18

ポータブルアンプ(20120415)


またまた遡った話題ですが
いつかそのうち作ろうと思っていた演奏用の便利機材を作ってみたというお話です。

ただ 最近はギターを弾くことが億劫になってしまっているので
いつかそのうち と思っている間に演奏の機会そのものが無くなってきています。
なので実は自分のギターライフの持ち物として必要が無くなっているかも知れないものでもあります。

ところで 今年も4月に誕生日ライブを行ないました
(昨年から自分は弾かずに音楽仲間に集まってもらって
皆に私好みの曲を演奏をしてもらう会になっています。)
3年前までは誕生日ライブでは自分のイラストも飾っていたんですが
もう飾りたくなるような作品は全然増えていないので
去年と今年は作品の展示はやめにしました。

そして 3月末にU1ラックサイズのエフェクトを処分したので収納していたケースが空きました。

で そのケースを眺めていたら積年の「いつかそのうち」の一品を「このケースで作ろう」と思い立ち、
だったら ライブには必要な道具なので
4月の誕生日ライブで自分の最近の唯一作品としてお披露目しようと思い
ライブ前の2週間ぐらいで作ってみました。



私のギターはアコギのソロ主体なので 機材の最小構成としては
リバーブと小型のアンプがあれば基本的にはそれで良いんです。

ただ ソロのみでプログラムが作れるほどのレパートリーも演奏力も無いですし
またソロとは別の楽しさもあるので↓こんな風な一人二重奏もやります。
「月光」 / 「アストリアス」

一人二重奏をライブでやるための道具としては先ず事前録音部分の再生機と
現場のギターの出力を合わせるためのミキサーが要ります。

事前録音は自分で弾いてはいますが要するに伴奏のカラオケです。

カラオケから先に音を出してその音に現場のギターが乗っていくのなら
仕掛けも道具も簡単なんですが
現場のインテンポのギターソロ演奏の途中から
カラオケ(伴奏)の音が出てくるようにするのはチョッと仕掛けが難しく
フットスイッチやら それ用のコードとか細かい道具も増えてきます。

細かい道具が増えてくると忘れ物の心配をしたり 
現場では配線やセッティングに手間が掛かったりで
数分の演奏のためには割に合わない余計な労力まで増えてきます。

なので いつもなんとか道具の簡略化をしたいと思っていて
とりあえずここ数年の道具の簡略化としては
リバーブ付きの↓このポータブルアンプを使ってきました。
AXL thinamp



この携帯性で音がこれなら10~20人ぐらいのお店でソロを弾く分には申し分ないというレベルの品物です。



ただ これ以外の道具もそれぞれ壊れないように梱包してカバンに入れると 手荷物としては結構な量になりますし
現場での配線やセッティングの手間もそれほど簡略化されるわけでもありません。




それで ほとんどの道具を結線したままで持ち運べるケースをいつか作ろうと思っていて
今回作ったのが そのケースです。



中のスピーカーとアンプ+エフェクトの基盤部分は前出のポータブルアンプを分解して取り出しました。

もとのケースはプラスチックで軽く華奢なもので厚みも無かったので いわゆる箱鳴り感がありませんでした。


なのでスピーカーは木のボックスを作り そのボックスをU1ラックケースに固定しました。ボックスは何の計算もしていないナンチャッテ仕様ですがいちおう内側の形はバックロードホーンになっています。

スピーカー本体をボックスに固定する金具にちょうど良いのが無くて手こずりましたが ホームセンターの金具売り場でふっとひらめき、顔みたいにできたので気に入っています。

またケースを実質的にカバンにもしたいことからSPボックスをケースの上のほうに付けました。
このことでスピーカーの位置がギターの演奏位置程度に高くなり実際の演奏時に良い効果が出せたと思います。




基盤部分はケースの横に固定。
あまりに雑な工作で まだつまみの名前も書いてありません。
(いつかそのうち…)

基盤は薄いのでスピーカーの下はまるまる空間で、
必要な道具は全部結線をしたままでも充分に入ります。







結局全部リサイクル品で見栄えももう一つ感がありますが
死蔵で無駄にスペースを取っていたものを有効な形に生き返らせたこともあってなかなか気分が良いのです。