2015-06-22

クーラーボックス(20150622)

そろそろ車にクーラーボックスを乗せておきたい季節になってきました。

そもそもビンボー性でつまらないところで出し惜しみをしてしまうせいか
一昨年まで 随分前に贈答で戴いたサイボクハムの詰め合わせが入っていた
クール便のスチロール箱を使っていました。

それも持ち手が無いのでわざわざ袋まで作って。。。
そういえば この袋ももう20年ぐらい前にバッタ物屋みたいなところで200円で買ったものです。

そういう値段なので特に大切にもせず、雨ざらしにしていた時期もあったりして、持ち手が取れたり あちこち解れたりして。

でもなぜか捨てられなくて今でも直し直しで使っています。




でも このスチロールの箱、いつも買い物のたびにチョッと小さかったんですよね。

それで昨年は意を決して もう少し容量の大きいスチロールの箱を買ったんです。

でもね。。↓その箱もこんな どうでも良いような工作に使ってしまいました。。












それでまぁ 今年はどうしようかな、またサイボクの箱に再登板してもらおうかな、
なんて思っていたところ。

あっ!今度は袋を別のことに使っていることに気がつきました。

ギターシンセを使うようになって作ったエフェクターテーブル

これを運ぶときの袋に使っていました。

本体を入れて、それでもチョッと余る隙間にコードとかその都度の細々したものを入れると実にちょうど良かったのだ!

この「ちょうど良い感」は捨てられない。







ならば こんどこそ普通にクラーボックスを買えば良かったのですが、部屋の片隅に積まれたスチロールの端材が目に入ってしまいました。。。

なんか ビミョーに使えそうな気がする。。












というわけで 作ってみました。
完成の図です。



うち箱はスチロールを貼り合わせて作って、箱の内側にナイロン布を貼りました。
外袋は表地はテーブルクロスで売っている撥水処理してある生地、
裏地は100均で売っている断熱用のアルミシートです。

ぜったい普通に買ったほうが
安いし品質も良いことは分かっているんですけど。。性分です。

箱の底面はコンビニの海苔弁当が二つ並べて入るぐらいの大きさで、高さはその上に350ml缶がタテにちょうど入るぐらいです。





2015-06-04

フロアーモニター(20150603)

あればいいのになぁ。。 と思いつつ。

実際に使うとしたら一年に一回あるかないかで、
良過ぎるものを選ばなければ高くは無いけど
そんな稼働率の悪いものに使えるお金も置き場所も無いわけです。

しかし あればいいのになぁ と思うのがフロアーモニター。


ところで もう何年も前に友達からもらったオーディオコンポ用のスピーカーセット。

TEAC S-100。

古いものなのでメーカーサイトには製品詳細がありませんでしたが、
オーディオに詳しいサイトによるとなかなか良品のようです。

1988年ごろの製品で一組当時22,000円。

今年の2月に
←このコーヒー用品の置き場を作るまでは
←このようにキャビネットに置いていましたが
その後はもともと家ではあまり音楽を聴いたりはしないこともあって死蔵状態にしていました。

(写真は2013年 カウチテーブル壁掛け棚を作ったときのもの)



そして さらに迂遠なほうからの話になりますが。

前に一度 地元の小規模な演奏会でPA係を頼まれたときのことです。
私の人望ではなくて私の機材目当ての依頼だったのだと思いますが、
客席向きのスピーカーはともかく 演者用のフロアーモニターが無くて このスピーカーを足元で演者向きに置いたことがありました。

木っ端を挟んで角度を作って・・・みたいな苦肉の策でしたが 
こんなものでもあるのと無いのとでは随分演奏のしやすさが違ってくるのだと思いました。

そこで一計。

作ってみました。
ヨコに2つ並べるつもりです。
チョッと長いので 何も入っていない部分を見極めてバッサリ切断!

このときはまだこのスピーカーの値段や評価を見ていなかったので 何の躊躇も無く介錯することが出来ました。

評価を見るとかなりチャンと設計された物らしくて 簡単に切ってしまいましたが本当は容積とかも重要な意味があったのかもしれません。

まぁ 知らぬが仏なわけです。。

ケースを作ってがっちり接着+ビス止め。

スピーカーの背中にバズレフの穴があったのでそこから低音を廻しているのなら ということで2台の間に隙間を作ってバズレフから出ている音も前に廻すようにしてみました。

横板を変な形にしたのは
このように上向き角度で置ける用にです。

普段家では戸棚の上でオーディオ用に使っています。上下逆さに置いて正面向きです。

こういう風にも置けることが死蔵品復活の決め手でした。
横板の切り方で上向き角度でも置けるようにしましたが、
あの角度だと床に置いて客席向きでちょうど良いぐらいで 奏者向けにはちょっと角度が足りません。

そこでさらに角度をつけるための脚も作ってみました。

本当は横板だけでいろんな角度に出来るようにすれば良かったのですが、全体をコンパクトに かつ 家で使っているとき上に物が置けるようスクエアにしたかったのと ある程度出来上がるまで斜めに置いたときの重心が分からなかったので脚を別にしました。
ところで 介錯された首?のほうは
こんな風に 小物入れ になりました。

めでたしめでたし。





2015-05-28

モニターアンプ用バッグ(20150526)

こんなものがあったらなぁ なんて思って
いつもいろいろチョコチョコッと作ってみます。

しかし実際に出来上がってみると最初に思ったほどでもなくて
結局時間とお金を使ってゴミを作っただけだったような物も少なくありません。



そんな日々の工作の中で
最近作った小型モニターアンプは 今のところ使い勝手は絶好調、完全に日常生活のスタメンになっています。

せっかくだからペットネームも付けてあげましょう。
顔アンプ




アコースティックギター+αぐらいの音量の練習なら他の音源を鳴らすにしてもこれ一台で充分、椅子アンプを持ち出すほどではない場面に最適です。

BOSE L1>椅子アンプ>顔アンプ。
規模の違いでの使い分けが完成した気がします。

今後はきっといろいろな場面で持ち歩くことになるでしょう。

なので携帯性のさらなる向上のためにキャリングバッグも作ってみました。
いわゆるクッション材は入れていませんが 外側を厚めの帆布、内側はもうくたびれて着なくなったネルシャツから取った生地にしました。
普通に乱暴なことをしなければ問題無いと思います。

タネも仕掛けも無いので完成の図↓のみです。






2015-05-12

小型モニターアンプ(20150511)

ちょうど3年前に作ったポータブルアンプ

携帯性の良さからその前数年間使っていたAXLのThinAmpを分解、回路基盤を外して、その他の必要な機材も結線したまま運べるように余ったケースの再利用で作り直したものです。

かなりいろいろな場面で活躍してくれましたが携帯性重視で作った割りにコンセントがあるところでしか使えないのが玉に瑕でした。


そのちょうど1年後。
電池駆動で使え、演奏で出かけるときの最小の携帯品として椅子まで兼用で使えるように作った椅子アンプ

アンプの回路基盤はローランドのモバイルキューブから取ったので音質もエフェクトまずまず満足、電池駆動の携帯性やエフェクト搭載の便利さもあって以後も最もよく使っている一台です。


そして そのまたちょうど1年後。
めったに使う機会は無いだろうな と思いつつ、やはりちゃんとしたPAを一つは持っておきたいと思って買ったボーズのL1 Compact system

これ以上のPAが必要な場所で弾く機会なんて無いですし もしそういう機会があったとしたらむしろPA持参は無いですから内容的にこれ以上の物には手を出しません。


しかし最近。ちょっとした音出しやとりあえず聴ければ良い程度でいろんな音源機器に簡単につなげられたりと、逆にあらゆる意味で本当に簡単に使える小型のモニターアンプが欲しくなってきました。

それこそローランドのモバイルキューブやヤマハのTHR5Aとか・・・・。
否!それよりもっと簡単なものが欲しいです。

そういえば。
椅子アンプとL1 Compact systemを使うようになって以来、
一緒に持って歩く小道具類もずいぶん変わってしまったこともあって、すっかり出番の無くなった3年前作成の初代ポータブルアンプ。

あの子にトランスフォームしていただきましょう ということで作ってみました。

先ずは完成の図。
スピーカーを固定している正面の板はそのままで(塗装しました)全体の箱は作り直しました。

正面板より横幅を少し大きめにしなければいけなかったのは
ThinAmpを分解したとき 再利用できそうな気がして取っておいたメッシュが嵌る大きさにしたからです。


裏はこんな感じです。
4つの端子、下2つはそのままスピーカーに繋がっているだけなのでオーディオ機器のイヤホン端子につなげれば音が出ます。

スピーカーの効率が良いのか うちのPCのイヤホン端子やスマホにつなげると音楽ソフトのボリュームつまみが半分ぐらいでも充分な音量で鳴ってくれます。

ステレオ出力のコードを受けられるようにしたかったので入出力とも二つづつ端子をつけていますが、中でモノラルにつなげてしまっています。
基本的に楽器用なので結果的にそのほうが便利な場面が多いと思うのです。



いちおう中にはUSB給電のPC用アクティブスピーカーから取ったアンプ基盤も入っています。
性能についてはハードオフで数100円で買ってきた中古品なのでよく分かりませんが ノイズも無く結構な音量で鳴らせます。家で使う分には楽器のモニターとしても充分な気がします。

端子の上のほうにある白い丸いのがボリュームつまみです。

上の2つの端子がこのアンプの入力端子です。
出力はスピーカーに直結した下の端子にそのままつなげてあります。


アンプ基盤用の電源はモバイルバッテリーで、電池ケースをつけたりするよりも簡単で良いかな と。
ちなみに このモバイルバッテリーはスマホ2台フル充電できる容量で残量が○%と表示される優れものです。


さらに そんな機会があるかどうか分かりませんが 音圧がもっと欲しいと思うような場合用に
安価ですけどとても評判の良いTA2020-020というICを使ったデジタルアンプをビス1本の簡単取り外しで背負えるようにしました。


いずれにしても手軽で良好です。

以前のポータブルアンプのときのケースとThinAmpのアンプ基盤は残ってしまいましたが それもそのうち何かに再利用しましょう。
(5/15追記)
ガッ!と鷲掴みで持つとボリュームのノブが当たってしまって持ちにくいので取っ手を付けてみました。





2015-04-20

唐箕修理(20141025)

期間1ヶ月、実働5日ぐらいかけて修理をして 終わったのは去年の10月25日でした。
そして 実際に動かしたのは先週土曜だったので 今頃ですが唐箕の修理の様子を書いてみます。

普段いろいろ遊ばせていただいているつまみ農場さん。
墨絵イラストレータの五十嵐さんが主催している農作業をする会です。

その会でどこからか頂いてきたという農機具の唐箕


唐箕:(wiki)
風力を起して穀物を精選するための農具。
収穫した穀物を脱穀した後、籾殻や藁屑を風によって選別するために用いられる。


もともとかなり古いもので そのうえずいぶん雨ざらしにもなっていたようです。
骨組みはしっかりしていましたが全体に貼られている合板がみなふやけて剥がれていました。

最初は内側で剥がれてしまっている合板のプロペラだけきれいに貼り直せば
いちおう用が足せるぐらいに動くかなと思っていましたが
実際によく見てみると 両サイドの合板がふやけて内側にも膨らんでいるので
プロペラは回転できない状態でもありました。

そこで先ずはふやけて剥がれた合板部分の修理から。
外して板ごと取り替えられるところは新しいものに取替え、外せないところは
剥がれて膨らんだ隙間に接着剤を入れ、
クランパーでしばらく固定して元の合板に戻すことにしました。




プロペラはシリンダーの内側では治せなかったので
四枚ある団扇の腕を切り 外で治してからもう一度内側で腕を継ぎなおしました。
そして 完成。
上にある選別前の穀物を入れる穴、プロペラのあるシリンダー部分から空気を送り出す隙間部分、
風で飛ばされた穀物が通るダクト部分にも2ヶ所、それぞれ量の加減が出来る可動フラップが付いていていたり、
選別された穀物が出てくる両側に向いている滑り台部分が1つが両側に抜き差しが出来るようになっていて 収納時にはハンドルも含めた突起部分を片側に集めて省スペース化できるようにもなっています。

実によく考えられているもので本当に驚きました。


見よ この雄姿!

↓こんなにきれいに選別出来ました。





2015-04-16

リサイクル工作(201504xx)

つい最近。工作好きの知人と話をしたときのことです。

余った端材が捨てられずにどんどん溜まっていくとのこと。
皆さん悩みは一緒なのですねぇ。。

特に、値段も使い勝手も良いのでよく使うSPF材。
表面もきれいだし数cmの端材でも厚みがあるせいか
再利用オーラを出しまくっていて 実にこれがよく溜まっていくんですね。

でも 実際に再利用しようと思ってもなかなかそんな場面も無く溜まっていきます。
そこで 彼女との話の中で私の再利用の仕方を紹介しました。

あまりタネも仕掛けもないのでまずはプロセスの写真です。

薄かったり 汚れていたりするあまり使い道の無いベニヤ板に縁取りをするように貼っていきます。

私は最終的に A4より縦横2cmぐらい大きめの板を作りたいので ベニヤにその大きさが無ければ継ぎ足します。
なので その継ぎ目にも跨ぐようにSPFの端材を貼ります。

片側に貼ったら反対側にも蓋をするようにベニヤを貼ります。
錘を乗せてしっかり接着。

四方をきれいに切ってチョッと厚みのある板の出来上がり。

上に物を乗せる棚板には強度不足ですが縦に使う分には充分な強度があります。
収納ケースと壁の間とかに棚板を渡すときの棚板を乗せる脚にしています。

ベニヤはホームセンターで端材で50円ぐらいで売っているやつとか 衣装ケースを壊したときに外したやつとかです。 
さすがに自分の工作でこの大きさのベニヤ板は端材では残りません。




そして こんな風に使っています。
もうかれこれ10枚ぐらいになります。

アマゾンの箱も書類ケースとしてリサイクル。







2015-03-12

楽譜の清書

先週末 久しぶりに都心に出かけて所用も済ませつつ近所のお店では在庫していないものや
実物を見てから買いたいものやらを仕入れてきました。

その中の一点がロットリング社の「アートペン」。
ロットリングと言えば製図用テクニカルペンの代名詞ですが
これは同社のカリグラフィ用のいわゆる万年筆です。

ちなみに私はテクニカルペンはフェーバーカステル派です。
ペン先が平たくてヨコに太くタテに細い線が描きやすくなっています。













ところで 今年になってから何曲か楽譜を清書してみることにしました。

耳覚えがあるポップスの中で、さらに鼻歌でフルコーラス歌えるぐらいに覚えている曲は
大概そらでメロディ+コードのギターソロで弾けるんです。

コード進行やメロディの動きのややこしい曲は
演奏としては「音を探りながら弾いている」感が そこここに表れてしまいますが、
弾いている音を記譜したら 初級~中級者用に出版されている
「ギターソロ ポップスギター曲集」ぐらいのアレンジになっていると思います。

ただ 自分にとって「そういう曲をそういうアレンジで弾けること」は
あまり重要だと思ったことがなかったので
「音を探りながら弾いている」以上の出来栄えのことが出来るようになろう
とか考えたこともありませんでした。


でも。 しかし。 そうは言っても。。 五十路半ばで恋を知り~♪

そういう多くの人に愛された名曲たちを楽しげに弾けることは
弾き手にとっても楽しいことです。
なので せめて探らなくてもいいぐらいに頭に入れておけるようにしようかな
なんて五十路半ばにして始めて思いたちました。

そこで 好きな曲で特にあやふやな部分が多い曲だけでも
いつの間にか覚えていた耳覚えではなくて
オリジナルの音源を聴きなおして採譜してみることにしました。

どの曲もオリジナルはやっぱりエッジが効いてますねぇ。
名曲を世に出した人たちはなんと繊細かつ奇知に溢れたことをしていたのでしょう。
コード付けやメロディのシンコペーションとか
私の耳覚えではただただ自分の弾き癖に都合が良いように
脳内でずいぶん簡略化されてしまっていました。
(申し訳ない。。。あらためて勉強させていただいています。)


と まぁ そんなわけで前出のペンを買ってきました。
いわゆる写譜用ではありませんが
そもそも最近は写譜用ペンがほとんど売られなくなっていているんですね。

現行の実用レベルで作られているものはプラチナやシェーファーの高級モデルのみで
値段も厳しいですが ペン先が1.3mmで 筆圧の強い私にはチョッと太すぎです。

ずっと←パイロットのプラスチック芯万年筆の音楽用というのを使っていました。

0.8mmでチョッと細すぎですが 使っているうちにペン先が鈍ってきて
それでちょうど良い感じになります。
結果的にこれが一番自分に合ったペンでした。

ですが もはや製造されていないとのこと。
使っていた一本はそろそろ寿命です。

今回買ったアートペンのペン先はステンレスで結構硬めなので ラインナップ上は0.8もありましたがそれより太く、1.3より細い1.1を買ってみました。


そして そんなこんなで楽譜を書いています。

30曲ぐらい頭に入れておければ今後の人生を楽しいものに出来るかなと思うので
とりあえず今年中に30曲清書するのが目標です。

正月から現在まで、今週時点で
すぐに思いついた曲だけで11枚書き終わりました。

キーはオリジナル通りで弾きやすければそのまま書きますが、
音域やシンコペーションを活かせる運指の都合とかを加味しながら
自分の弾き癖で最も弾きやすいキーで書くようにします。

基本的に調号はシンプルな方向に移調することが多いですが、
たとえばclose to youはオリジナルや普通に出版されている楽譜は調号無しのCですが 私のは#5つのBに、
イパネマの娘は普通は♭一つのFですが 私のは#4つのEに、とか そんな工夫をしています。