20代半ばで買った本格的なU1ラックのリバーブレーターを処分したのは。
そして同じ記事で書きましたが
そのリバーブの代わりに使うようになったPCのVSTプラグインEpic Verb。
EpicVerbはとても良いエフェクターであると今も思いは変わりませんが、
しかし 外で実演のときはやはり普通の単体の機械が使いやすいなぁ とも思うわけです。
で この記事を書いたとき
実機のエフェクターからPCのプラグインにあっさり
乗り換えられたような書き方をしてしまいましたが
実はもう一つ 持ち歩きしやすい物として1996年に買った
nanoverb というハーフラックサイズの実機を持っていて
基本的にそちらを使いつつプラグインにも慣れていけば良いかな と思っていました。
nanoverbは 今となっては18BITを謳っていることに見劣りを感じます。
2011年ごろ24BITの nanoverb2という後継機も出ましたから古いことは事実ですが
今でも内容も使い勝手も良い名器の部類だと思いますし
少なくとも私は当分これで良いや と思っていました。
半年ぐらい前チョッと用があって使ってみたらウントもスンとも音が出ません。
壊れたみたい。。
さすがにプラグインだけでは心もとないので
この半年間 吟味に吟味を重ね、
最終的にはお財布の思召しにも従うかたちでつい最近
TCエレクトロニクスのコンパクトのステレオリバーブを購入しました。
U1フルサイズからハーフサイズ、そしてコンパクトと
買うごとに小さくなっていますが、
ほぼ10年おきの購入だと内容的には満足度は変わりません。
最小限の装備と思って使っている椅子アンプの(roland mobile-cubeの)内臓リバーブとは比べるべくもない深くて奥行きのある響き。素敵過ぎます。
電池での駆動時間の評価は芳しくありませんが
リバーブはどの製品も長時間は難しいですから
電池駆動できるということだけで充分許容します。
で 実際どのくらい満足したかというと これをメインで使うぞと言う気持ちをこめた工作を始めてしまうぐらいの満足度でした。
また れいによって春に改造したローデンと関わる話なりますが
もともと音源+実演みたいな演奏は好きだったので手元に音源とギターのバランスを取れるような仕掛けはほしかったんです。
たとえば生音で弾くにしても音源の音量をあわせ易いようにしたいんですね。
そこでコントロール部分を手元に置けるようにした椅子アンプの製作はその想いの一つの具現化でした。
そして 今後改造したローデンをメインで使うとするとギター音とシンセ音とサンプラーなどの外部音源など、3つぐらいの音のバランスを取り易い環境を作りたいんですね。
もちろん 実際の演奏中は両手ともほとんど塞がっていますが それでも手が届きやすいところに いわゆるミキサーを置きたいんです・・・ 置きたいんです・・・置きたいんです。
作ってみました。
入れたミキサーはbehringerの5ch物です。
USB仕様のほうにしたのは、あるかないか分かりませんが VSTプラグインとつなげることがあるかもしれないという拡張性のみの理由です。
あるかないか分からない可能性のために数千円高いほうを選んだのは 上記のリバーブを選ぶまでの逡巡がそのまま反映されてしまいました。
でも たぶん これでいいのだ!と思います。
足踏みスイッチのリバーブですが
演奏中にリバーブのオンオフはしないし、つまみは少しいじるかもしれないし、ケーブルを煩雑にしたくないし との想いでこの中に入れました。
ミキサー両脇の飾りカバーは ケースに寄せられるように外してしまったので左RCAプラグのコードはケースの板に溝をつけて そこを通しています。
このケースの中の機械はギターも含めてコンセントがあるところでしか使えないセットです。
なので電池しか使えない場ではギターも含めて別のセットを用意するので
ケース全体は脚の上部の天板に金具で挟むように取り付け ケース底部の蝶ネジを外すと脚と分離できるようにしてあります。
←製作のプロセスです。