2014-11-28

エフェクターテーブル(20141127)

もう2年半前になるんですねぇ。。
20代半ばで買った本格的なU1ラックのリバーブレーターを処分したのは。

そして同じ記事で書きましたが
そのリバーブの代わりに使うようになったPCのVSTプラグインEpic Verb

EpicVerbはとても良いエフェクターであると今も思いは変わりませんが、
しかし 外で実演のときはやはり普通の単体の機械が使いやすいなぁ とも思うわけです。

で この記事を書いたとき
実機のエフェクターからPCのプラグインにあっさり
乗り換えられたような書き方をしてしまいましたが
実はもう一つ 持ち歩きしやすい物として1996年に買った
nanoverb というハーフラックサイズの実機を持っていて
基本的にそちらを使いつつプラグインにも慣れていけば良いかな と思っていました。

nanoverbは 今となっては18BITを謳っていることに見劣りを感じます。
2011年ごろ24BITの nanoverb2という後継機も出ましたから古いことは事実ですが
今でも内容も使い勝手も良い名器の部類だと思いますし
少なくとも私は当分これで良いや と思っていました。

ところが 別れは突然にやってくるのですねぇ。。

半年ぐらい前チョッと用があって使ってみたらウントもスンとも音が出ません。
壊れたみたい。。

さすがにプラグインだけでは心もとないので 
この半年間 吟味に吟味を重ね、
最終的にはお財布の思召しにも従うかたちでつい最近
TCエレクトロニクスのコンパクトのステレオリバーブを購入しました。

U1フルサイズからハーフサイズ、そしてコンパクトと
買うごとに小さくなっていますが、
ほぼ10年おきの購入だと内容的には満足度は変わりません。

最小限の装備と思って使っている椅子アンプの(roland mobile-cubeの)内臓リバーブとは比べるべくもない深くて奥行きのある響き。素敵過ぎます。

電池での駆動時間の評価は芳しくありませんが
リバーブはどの製品も長時間は難しいですから
電池駆動できるということだけで充分許容します。







で 実際どのくらい満足したかというと これをメインで使うぞと言う気持ちをこめた工作を始めてしまうぐらいの満足度でした。

また れいによって春に改造したローデンと関わる話なりますが
もともと音源+実演みたいな演奏は好きだったので手元に音源とギターのバランスを取れるような仕掛けはほしかったんです。

たとえば生音で弾くにしても音源の音量をあわせ易いようにしたいんですね。

そこでコントロール部分を手元に置けるようにした椅子アンプの製作はその想いの一つの具現化でした。











そして 今後改造したローデンをメインで使うとするとギター音とシンセ音とサンプラーなどの外部音源など、3つぐらいの音のバランスを取り易い環境を作りたいんですね。

もちろん 実際の演奏中は両手ともほとんど塞がっていますが それでも手が届きやすいところに いわゆるミキサーを置きたいんです・・・ 置きたいんです・・・置きたいんです。


作ってみました。
入れたミキサーはbehringerの5ch物です。
USB仕様のほうにしたのは、あるかないか分かりませんが VSTプラグインとつなげることがあるかもしれないという拡張性のみの理由です。

あるかないか分からない可能性のために数千円高いほうを選んだのは 上記のリバーブを選ぶまでの逡巡がそのまま反映されてしまいました。

でも たぶん これでいいのだ!と思います。

足踏みスイッチのリバーブですが
演奏中にリバーブのオンオフはしないし、つまみは少しいじるかもしれないし、ケーブルを煩雑にしたくないし との想いでこの中に入れました。


ACアダプターは二つともこのケースの中に入っています。

ミキサー両脇の飾りカバーは ケースに寄せられるように外してしまったので左RCAプラグのコードはケースの板に溝をつけて そこを通しています。

このケースの中の機械はギターも含めてコンセントがあるところでしか使えないセットです。

なので電池しか使えない場ではギターも含めて別のセットを用意するので
ケース全体は脚の上部の天板に金具で挟むように取り付け ケース底部の蝶ネジを外すと脚と分離できるようにしてあります。


←製作のプロセスです。







2014-11-06

譜面台(20140812)

家で練習時に使っている譜面台のお話です。

もう25年ぐらい前かな。。
楽器屋さんで卓上の譜面台を見つけて、それも塩ビで折畳みも出来るすごく簡単なもので、

「なるほど日常の練習のときはこんなので良いんだ」
と思ったのです。

それまで譜面台といえばよくある三脚の折畳みのやつしか知らなかったので
いわゆる「コロンブスの卵」的な新鮮な驚きでした。

ところで普通の折畳みの譜面台は 毎日使うのにいちいち出したり片付けたりするのは
すごく面倒で、でも しかし 出しっぱなしにするとしたら
たいした質量も無いのに狭い部屋の中ではスペースの占有率はすごく高いんですよね。

それに当時使い始めたJAZZやスタンダードの1001とかの重くて分厚い曲集を
乗せるのには華奢ですし 見開いてA3以上の大きな楽譜も乗せ難いしで
家の中で使うには良いことは何も無い感じでした。

そこで前出の塩ビのでは仕方ないので買いませんでしたが
↓こんなのを作って机に乗せて使い続けてきました。この写真の時点で約25年物です。

足を付けて少し高くしてあるのは
床で胡坐かいて練習することもままあることなので卓上でも床でも程よい高さになるようにです。







で もともとアコースティック志向で練習のときまで必ずしもアンプとか使うタイプではなかったので今春までは机の上にこの譜面台を乗せて練習するので全くかまいませんでした。

しかし 今春。自分のギターライフが大きく変わりました。
件のMIDIピックアップをつけたローデンを自分のメインギターにして以来
足元にMIDIプロセッサーを置くので机で練習という感じではなくなりました。

とは言え 家の中では華奢な折畳みのは使いたくなくないので
↑の25年物を以下のように作り直しました。

基本的なアイデアは昨年作った↓カウチテーブルと同じです。





















高さは椅子の座奏でちょうど良いぐらいの高さまで無段階に、楽譜面も水平から90度までそれぞれ調節可能です。

基本的に持って歩くものではないので
重くてガッシリした作りで、楽譜に書き入れをしたり
タブレットを乗せたりしても安定感があります。

使わないときも三脚のものほど床面積を取らないので楽譜面を下げておけば 部屋の中でそれほど邪魔にはなりません。












2014-11-05

音源ケース(20140728)

昨日のギタースタンドのこともそうですが
春にローデンにMIDI音源用のピックアップを付けたら
自分のギターライフの標準装備がいろいろ変わりました。

それまでは概ねギター(ovation)+アンプ(椅子アンプ)+スタンド+譜面台でしたが

ギターをMIDIピックアップを付けたローデンにすると、
ギター(loden)+アンプ(椅子アンプ)+MIDI音源(roland GR33)+スタンド+譜面台
と 一つ荷物が増えました。

で MIDI音源用のピックアップをつけたといっても
それが標準仕様のゴダンのギターなどでは
最低限なら ギター→MIDI音源→アンプ でOKですが

私のように後付だと
ギター→専用プリアンプ→MIDI音源→アンプ となって
余分な結線が少し増えます。

コンパクトエフェクターをいくつか並べるようなときもそうですが
バラバラで運んで現場でつなげて また外して となるととても面倒ですし
接続ケーブルが足りなかったり忘れたりとか もう本当に面倒なんです。

なので今回は 専用プリアンプ→MIDI音源(+ACアダプター)
を結線したまま持ち運びできるように1つのケースに入れることにしました。

ケースは普通のエフェクターケースなんですけど
MIDI音源用に付属していたの専用のコードが太くて長くて、・・・
かと言って最適サイズの既製品も無く わざわざ作るほどのものでもないし
また いつどこで ある程度の長さが必要になるかも分からないので
付属品のをうまく収納できるように考えてみました。

以下 工程ですけど見たまま以上の工夫も無いのであらかた写真のみです。

コードを出せるように
2ヶ所切り込みを入れた枠を作ります。
音源機本体へは両面テープで貼り付け。
本体の下にコードが入るスペースを作ります。
専用プリアンプは
マジックテープでボードに固定。
音源機はケースを持ったとき下になる位置に
角を合わせて入れただけです。
(持ち歩くときのバタつき防止対策は 後ほど)

持ち歩くときのバタつき防止には最初は蓋との間に
プチプチの緩衝シートやウレタンシートを挟み込んでいましたが
それではスペースがもったいないような気がして
今はウレタンを挟んで肉厚にした↓こんなポーチを作って入れています。






2014-11-04

ギタースタンド(20141102)

ギターの置き方。
もちろんその場所ごとの人の導線とか 床が滑りそうかとかは見ますけど
演奏先でもギターは壁に立てかけておくのでかまわかったり
それが出来ない所でも 出番以外はケースに入れておけばよいという態度でした。

ところがしばらく前に椅子アンプを作って演奏先での音作りが
自分のアンプで事前に固定できるようになって以来、
演奏の場ではアンプとギターを結線したままにしているようになりました。

すると楽器を置いておくのに 楽器のプラグ穴に負担がかからないように
ギタースタンドも持ち歩くようになりました。

そして 特に今春にローデンに付けたMIDI音源用のピックアップは
プラグがチョッと特殊で 通常のエンドピン型のフォンジャック用プラグに比べて
華奢な気もしますし 実際のケーブルの付け外しも少し面倒なので
今まで以上にギタースタンドの重要性が増しました。














で そんなこんなのギタースタンドのお話です。


↓つい最近まで持ち歩いていたハーキュレスのギタースタンド。

今から考えるともっと持ち歩き用に優れた上級モデルを選べばよかったんですけど
たまたま楽器屋さんでこのモデルを見たとき デザイン、強度、使い勝手でとても良い物に見えて購入しました。
(値段もとてもリーズナブルでしたし)

実際にとても良い物なんですよ。
家での練習のときは何の問題も無く現役です。

ただ 持ち歩くときは曲がったままのハンガー部分が邪魔になったり たたんだ状態だと楽器の背中を受ける部分や三脚がブラブラしてしまうのでとても持ち難く そのあたりにチョッと不満がありました。




そこで一考。いちおう上級モデルの購入も考えつつも、
ふとした思いつきもあったので さしあたって自分で作ってみることを優先してみました。

タネと仕掛けは あるような無いような。そんな感じです。

塗料を塗る前のたたんだ状態と仮組みした状態、それと 着色した後ですがハーキュレスのとサイズ比較です。

重量はどちらも約1,6kgですが
真っ直ぐな棒を持つだけになる自作品のほうが持ち歩きは良好です。











組み立て方。















ギターを掛けた状態。
全体のサイズや仕掛けはこれが完成形で良いかもしれません。

でももうチョッと意匠に凝ってみたい気もしますので またいつかそのうちに作り足そうと思います。