2012-06-23

人形劇用舞台(20120530)

昨日6月22日。
先月お納めした人形劇用の舞台を初めて使う会があるとのことで注文をいただいた聖ルカ幼稚園に行ってきました。

納品時についてはmiku-mikuと園のブログで紹介してくれています。



杮落としの演目は「三びきのやぎのがらがらどん」。
ペープサートの演技で、キャラクターを象徴する効果音の使い方がとても良い演出で私もすっかり楽しませていただきました。


このときの様子も園のブログで紹介してくれています。

ところで舞台が設置された会場は園の母体である教会でした。
東松山にこちらの教会が置かれたのは大正時代で、現在の建物は昭和30年代に創建当時の場所から数十メートル離れて移築されたものだそうです。

建物の躯体そのもので移築したのかは昨日うかがった方からは分かりませんでしたが
移築時の新築だったとしても昭和30年代の建物ですから木肌の風情も良い塩梅で、
祭壇や長椅子などの調度品は創建時大正時代からのものだそうで歴史の貫禄を感じるものばかりでした。
演奏とかで使ってもいいよ などと言っていただきましてとても気を良くして帰ってきました。

製作工程は順を追った説明はチョッとややこしいので
各部分の写真の紹介だけにしておきます。

 

 

 

 

 

 
 



2012-06-18

ポータブルアンプ(20120415)


またまた遡った話題ですが
いつかそのうち作ろうと思っていた演奏用の便利機材を作ってみたというお話です。

ただ 最近はギターを弾くことが億劫になってしまっているので
いつかそのうち と思っている間に演奏の機会そのものが無くなってきています。
なので実は自分のギターライフの持ち物として必要が無くなっているかも知れないものでもあります。

ところで 今年も4月に誕生日ライブを行ないました
(昨年から自分は弾かずに音楽仲間に集まってもらって
皆に私好みの曲を演奏をしてもらう会になっています。)
3年前までは誕生日ライブでは自分のイラストも飾っていたんですが
もう飾りたくなるような作品は全然増えていないので
去年と今年は作品の展示はやめにしました。

そして 3月末にU1ラックサイズのエフェクトを処分したので収納していたケースが空きました。

で そのケースを眺めていたら積年の「いつかそのうち」の一品を「このケースで作ろう」と思い立ち、
だったら ライブには必要な道具なので
4月の誕生日ライブで自分の最近の唯一作品としてお披露目しようと思い
ライブ前の2週間ぐらいで作ってみました。



私のギターはアコギのソロ主体なので 機材の最小構成としては
リバーブと小型のアンプがあれば基本的にはそれで良いんです。

ただ ソロのみでプログラムが作れるほどのレパートリーも演奏力も無いですし
またソロとは別の楽しさもあるので↓こんな風な一人二重奏もやります。
「月光」 / 「アストリアス」

一人二重奏をライブでやるための道具としては先ず事前録音部分の再生機と
現場のギターの出力を合わせるためのミキサーが要ります。

事前録音は自分で弾いてはいますが要するに伴奏のカラオケです。

カラオケから先に音を出してその音に現場のギターが乗っていくのなら
仕掛けも道具も簡単なんですが
現場のインテンポのギターソロ演奏の途中から
カラオケ(伴奏)の音が出てくるようにするのはチョッと仕掛けが難しく
フットスイッチやら それ用のコードとか細かい道具も増えてきます。

細かい道具が増えてくると忘れ物の心配をしたり 
現場では配線やセッティングに手間が掛かったりで
数分の演奏のためには割に合わない余計な労力まで増えてきます。

なので いつもなんとか道具の簡略化をしたいと思っていて
とりあえずここ数年の道具の簡略化としては
リバーブ付きの↓このポータブルアンプを使ってきました。
AXL thinamp



この携帯性で音がこれなら10~20人ぐらいのお店でソロを弾く分には申し分ないというレベルの品物です。



ただ これ以外の道具もそれぞれ壊れないように梱包してカバンに入れると 手荷物としては結構な量になりますし
現場での配線やセッティングの手間もそれほど簡略化されるわけでもありません。




それで ほとんどの道具を結線したままで持ち運べるケースをいつか作ろうと思っていて
今回作ったのが そのケースです。



中のスピーカーとアンプ+エフェクトの基盤部分は前出のポータブルアンプを分解して取り出しました。

もとのケースはプラスチックで軽く華奢なもので厚みも無かったので いわゆる箱鳴り感がありませんでした。


なのでスピーカーは木のボックスを作り そのボックスをU1ラックケースに固定しました。ボックスは何の計算もしていないナンチャッテ仕様ですがいちおう内側の形はバックロードホーンになっています。

スピーカー本体をボックスに固定する金具にちょうど良いのが無くて手こずりましたが ホームセンターの金具売り場でふっとひらめき、顔みたいにできたので気に入っています。

またケースを実質的にカバンにもしたいことからSPボックスをケースの上のほうに付けました。
このことでスピーカーの位置がギターの演奏位置程度に高くなり実際の演奏時に良い効果が出せたと思います。




基盤部分はケースの横に固定。
あまりに雑な工作で まだつまみの名前も書いてありません。
(いつかそのうち…)

基盤は薄いのでスピーカーの下はまるまる空間で、
必要な道具は全部結線をしたままでも充分に入ります。







結局全部リサイクル品で見栄えももう一つ感がありますが
死蔵で無駄にスペースを取っていたものを有効な形に生き返らせたこともあってなかなか気分が良いのです。

2012-06-13

エフェクター二台(20120327)


3ヶ月前のこの記事でエントリーを再開しようと思っていました。

U1ラックのエフェクター二台を処分しました。
一台はマクソンのHD1000。
二十歳頃バイト代をためて清水の舞台から飛び降りる気持ちで買いました。
私にとっては最初の本格的なエフェクターです。
そしてもう一台はソニーのMUR-201(適当なリンクがありません)。
二十五~六で勤め始めて間もない頃 二年ぐらいのローンで買ったんだったと思います。


HD1000は当時としては優れたもので私としては弾いている音と高さの違う音が出せるというのは
ソロ演奏の可能性が100倍ぐらい広がるんじゃないかという期待で買ったものでした。

しかし 実際に使ってみればそういう目的ではかなり限定的な使い方しかないことが分かっただけだったりして…。
でもそのことに気が付くまでの過程が貴重な勉強だったわけで。

で 当時デジタルリバーブは更に高価でまるで手が出なかったので専らリバーブの代用でディレイモードで使っていました。

そして給料をもらうようになってからローンで買ったMUR-201。
この機械は発売から30年近く経ちますが 今でもスタジオやホールで現役で使っているところもあるくらいの性能で使い勝手もとても良いものです。
結局私はプレートリバーブのプリセットで使うことがほとんどでしたが そのプリセットが自分の好みや楽器との相性の良いものだったことに気がつくまでの試行錯誤もとても良い経験だったと思います。

エフェクターの遍歴はこのほかにもいくつかあるんですが、基本的にアコースティック志向なのでこの二台が常に中心あってギターを弾いてきました。



しかし 電子機械の性能の向上と言うのは30年も経っていれば隔世の感があるわけです。

自分にとってはその機械での試行錯誤を通じて覚えたことや鍛えられたセンスとか、沢山の思い出があって
その機種その個体に対する愛着や郷愁は 脳みそのその思い出の記憶がある細胞そのものだったりのようにも思えるんですね。


でも 今手に入る同じ性能を期待できる実用品と比べたら無駄に大きかったり重かったりでその二台が陳腐化していることも事実です。(12.4kgですって。。。いつもこんなの持ち歩いてたんだ…)



それで 最近はあまりギターも弾かなくなってしまったし、
だとしたらその二台は私の家の中には大き過ぎるものに思えて急に処分してしまおうと思い立ち このエントリー用の写真を撮った翌日に処分しました。


実際に処分してしまうと なんとなく自分の青春の記憶の大きな部分を自分で捨ててしまってもよいものと決めてしまったようで微妙な心持でした。
道具とそれを使うノウハウやスキルは今の事実現実があればそれで良いわけですが その現実に至る過程の縁を失うのは今の現実をなんとなく心許ないものにしてしまいそうで…。

と言うか 今の現実が心許ないからそこに微妙な心持を覚えるのでしょうね。



その後 その二台に取って代わるものはノートPC+VSTのプラグインソフトと至ってシンプルなものになりました。(1.2kg 10分の1 味気ないですねぇ。。)











ノートPCはその都度ですがインターフェイスは電源不要と携帯性を最優先してBEHRINGER[GuitarLink-ucg102]。
asioでつないでMTRソフト(REAPER)に「DX Reverb Light」を乗せて使っています。


写真のリバーブは「Epic Verb」。
本当はこれをメインにしたいんですけどノートpcだとチョッと負荷が大きいので実際の演奏時には次善の「DX Reverb Light」。(epic verbのほうがつまみが沢山あってかっこいいので写真だけ見栄をはってみました)

今のところフリーでいろいろ試して だいたいこれで満足しているんですが
なにやらもう少し要求が高まってきたらインターフェイスも含めていくばくかの出金は辞さないつもりでいます。

2012-06-11

再始動


今年初のエントリーになってしまいました。

それも3月末ごろ書こうと思っていた事での再始動です。

外見的には普通に仕事をし、普通に趣味に勤しんでいるような自分でしたが、
たぶん50を過ぎたあたりからなんでしょうけど 昨年夏前あたりから自分の動きの悪さを自覚し始めて、
今年の年明けあたりをピークにすっかり気持ちのエンジンが止まってしまっていました。

イラスト描きなんて好きが高じてなる職で、仕事であれ趣味であれ好きなことと言うのは
時間と場所と体力が許す限りずっとそれをしていたいことなのだと思います。
特に仕事にもしている場合は食事や睡眠やそれ以外の中座のときでも常にアクセルに足をかけている状態で、
たぶん一流や優秀と言われる人たちは 気持ちの切り替えや気分転換が上手なのだと思いますが、
私の場合はチョッとした停車ごとのアイドリングオフなんてとても出来ませんし
駐車のときですらエンジンを切れずに常に足首を浮かせて
アクセルとブレーキ両方のペダルに爪先をかけているような状態が続いていました。

時間と場所と体力が許す限り。
しかし 体力(私の場合特に視力も)が細ってくると有効に使える時間も短くなってきます。
すると やりたいことと実際に出来ることの量の差がどんどん大きくなって
そのせいで 手をつけたけど他の優先のことで途中で放ってしまっているものが部屋中に増え、
思いついたけど他の優先のことで触れられもしないままでいることが頭の中に増え、
部屋の空間も頭の中の空間も自由に使える場所がどんどん減って行くわけです。

どこかの記事でストレスの比較的大きな一因として
「やりたいことが出来ないままの状態が続いている」と言った意味合いのことが書いてありました。
私のエンストもそんなことなのかなぁ と思っています。

それで まぁ エンストを自覚して以来
いろいろセーブしながら 部屋の中に新しい棚を沢山作っています。
処方箋名「棚を作る」。

中途半端になっているものを一つ一つ完成させそれを棚に収め床のスペースを広げ、
頭の中で中途半端になっているものも少しづつ手をつけ形にして外に出しては
頭の中の棚も整理しなおしています。


あれっ?再始動の言い訳を書いているうちに
「それも3月末ごろ書こうと思っていた事での再始動です。」
↑この部分の記事を書くには長くなってしまった。
では それはまた次のエントリーにします。。。