2013-07-23

参院選雑感2

参議院議員選挙は与党勝利で終わりました。
これで衆参両院の「ねじれ」が解消されたとかで今後は政治は良い社会を作りやすくなるそうです。
私の目には「衆参のねじれ」はいつの間にか争点として持ち出された感じでしたが世の中の趨勢はその辺りをどう見ていたのでしょう。

「ねじれ」は複数の院を持つ以上もともとごく普通に在り得るわけで、良かれと思って布いている二院制が良い社会を作れない理由だと言って争点にし実際に今回の選挙でそれを解消させたのですから 今後同じ轍を踏まないためにも次国会から現与党は先ず最初に日本を一院制にするように強く動き出すのでしょうか。

拙考ですが法が謳っている二院制の根拠には充分理があるように思えますし、その理を阻害しているのはむしろ社則レベルの各政党の党議拘束なのではないでしょうか。
社内の中だけであれば人事の力関係は明らかにあるでしょうから社則の縛りは相当に強いことも在り得るでしょう。

でも国民にとって議員は古参も新人もなく全て一議員であることが法の建前で 法の建前が最も尊重されなければならない場所で個別組織の人事の力関係のほうが強く機能してしまうことのほうがよほど問題だと思います。
自社の社則を省みることのない人に二院制を規定している法のことなど語って欲しくないなぁと。

ところで政党が自党の議員に党議拘束をかけなければならないと言うのは 多くの(特に大きな)政党にはそれぞれの政策について右から左、賛成から反対までの議員がいるからなのかと思います。数の勢力が欲しい政党と議員ポストが欲しい候補者とのお互い様同士、その意味では政党は政治団体というよりは選挙互助会として寄ってくる人を沢山抱えているのかもしれません。

そういう人は右の集まりに行けば右のことを、左の集まりに行けば左のことを、行く先々でウケの良いことを言うのでしょう。
だとしたら党は党として通したい議案があれば党議拘束をかけるでしょうし、そんな日和見議員にとっても党議拘束をかけられることが意に添えなかった支持者への方便にもなるのでしょう。


半年ぐらい前だったかな。
「国会議員白書」 http://kokkai.sugawarataku.net/ というウェブサイトを見つけました。
「全ての国会議員の公的活動を集約、記録、公表する」と紹介しています。

たぶんその後はネットの時代になってきたので紙の体裁のものは無くなったのだろうと思いますが2000年の衆議院選挙の直前には↓こんな本も出ました。

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衆院選立候補予定者および参議員の現職議員を政治家評定会議独自のアンケートによりおこなった調査からその理念と公約を公表した政治家ガイドブック。

地域ごとのブロックに分けて配列した衆院選候補者リストとアンケートおよび参議院現職議員アンケートを収録。

アンケートの内容は財政赤字再建、政治とお金、憲法、地球規模の環境破壊、住民投票、政治倫理について記号の選択あるいは優先順位によって回答。

各立候補者のデータとしては選挙区分、所属党名および派閥、議員歴等を掲載。

人物データは5月10日時点、回答は5月15日時点で回答済みのものによる。
また、巻末にはアンケート結果の主要政党別の反応等についてグラフで示したものなどの衆院選データを収録。
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今後議員さんの行動は第三者によってもっと記録され 立場や主張の一貫性や変節、時代の変化への対応力、それらが多くの人の目に触れる時代になるのでしょう。

上の本では政治家として常に答えを用意していないといけないであろう設問に「無回答」の人も散見されました。

本当に何も考えていないのかも知れないし、行った先々で違うことを言っているので こういう記録が残るところにはうっかり回答できないのかも知れません。

しかし いずれにしてもだんだんそういう人では議員になれない環境になってくることは間違いないのでしょう。

今回のねじれ解消でしばらくは大きな選挙は無いと言われていますが
先々 あと二回ぐらいの選挙後は世の中はずいぶんと変わるのではないかなと予感しています。



ところで上記のようなまとめサイト。
政治評論家や経済アナリストの言質のも出てきて欲しい。



2013-07-18

参院選雑感1

今週末は参議院議員選挙なのでその辺りの雑感を少し。

選挙については衆・参・地方を問わずあまり行かなかったことはありません。
投票の仕方としては積極的な支持政党は無いので その時々の世の中の風向きに倣うときもあれば、そのときどこかの政党に強い追い風が吹いていても自分の住む選挙区の顔ぶれを見て風向きと関係ない投票をするときもあります。また 顔ぶれにあまり好感を持てないときは白票もしばしばです。

どこかのアンケートで投票に行かない理由として「自分の1票でどうにかなるわけでもない」と言うのが結構目立つ回答だったそうで、実のところ私も考え方としてはかなりそう思っています。

しかし うっかり自ら乗ってしまったり流れ弾をかわしきれずに巻き込まれた居酒屋談義で「投票にも行かない奴が世の中のことに文句を言う権利は無い!」 なんてことを言われて内容以前のところで発言に蓋を被せられるのが一番面白くないんですね。

なので かなり消極的な理由ではありますけど
この屁理屈ディフェンスを無効化するためにもなるべく投票には行くようにしています。

幸い過去幾度かの引越しでも投票場はいつも自宅から徒歩5分圏内でした。
何年かに一度、行って帰って30分にも満たない手間を惜しむことで 現在や将来の自分にも降りかかるかもしれない社会問題について文句の一つも言いにくい立場に自らをしてしまうのがとにかく嫌なので投票には行きます。

若い皆さん。投票している年配者の皆が皆 社会のことを本気で憂いて誠実な一票を投じているわけではないと思いますよ。それどころか惰性や縁故だけで盲目的に投票している人も決して少なくない気もします。
少なくともそんな人たちから「投票にも行かない奴が世の中のことに文句を言う権利は無い!」なんて言われて発言する前から口を塞がれたくないじゃないですか。


ところで「投票にも行かない奴が世の中のことに文句を言う権利は無い!」はそもそも間違えているとも思うんです。

若い人が投票しない、投票者が年配層に偏っている、だから政治家は自らに投票してくれる年配層に向かった政治をする。
政治コメンテーター的な人からよく聞く論調で 実際にはそうかもしれません。

しかしこれを正論としたり実際の行政の根拠としてはいけないだろうと思うんです。

仮に「自らに投票してくれる」人たちが良い意味での積極的な政治参加者の層だったとしても 世に中には自分たちの層の代表を政治の世界に送り出せなかったり、出せたとしても分母集団が小さすぎて当選できなかったり、当選できても実際の政治に影響力を発揮できなかったりする層は少なくないと思います。
重度でレアな障害を持つ層だったり、参政権の無い外国籍だったり、参政権という意味では子供たちだってそうでしょう。社会全体の中にはもともと政治参加が出来なかったり困難な層があるのだと。

だから投票者が「若い人が投票しない、投票者が年配層に偏っている、」だったとしても投票によって当選した政治家は投票していない人も含めた社会全体が上手くいくようにしなければいけない責務を負っているのだと思います。

仮に多くの人が政治に失望して投票率10%、組織票のみの選挙だったとしても 当選者は投票していない人も含めた社会全体の政治をしなければならない責務を負っていることに変わりはないのだと。

奇麗事かも知れませんが影響力のあるメディアで発言場所をお持ちの政治コメンテーター的な人には 現実論とは別にそんなことも語って欲しいと思う今日この頃です。



2013-06-19

椅子アンプ(20130613)

以前「ポータブルアンプ」のエントリーで
→このアンプを作ったことを紹介しました。

作った と言っても回路は既製品(thin amp)からの流用です。
リバーブなどのエフェクトが充実した小型アンプとして持ち歩きにはすごく便利なthin ampでしたがアンプが小型でもそれ以外の荷物もありますから実際の移動時にはけっこうな荷物になるわけです。

そこで U1ラックのエフェクター二台を処分したとき残ったえエフェクターケースにthin ampから外した回路とスピーカーを取り付け、他の機材も結線したままで中に入れて運べる荷物ケース兼用のアンプを作りました。

で これはこれで現役だったりしますが これを作ったときとは多少機材が変わってきているので更に現状への最適化としてもう一つアンプを作ってみました。


自分は道具や物事の良し悪しを見る目や勘は決して悪くないほうだと思っています。

ただ 個人の持ち物は持ち主から見ても道具から見ても互いの能力にあまり過不足が無いことが最も重要だとも思っていて、

あまり謙虚過ぎる道具は自虐的過ぎるし、逆に使いこなせないほどのオーバースペックな道具を持つのも居心地が悪くてしかたがありません。

持ち主が充分使いこなしている上で自身の資質や能力より 少し良いものを使っているぐらいが 今の自分を更に向上させたいという気持ちも良く伝わり好感を持ちますし私自身と道具の関係もそうでありたいと思っています。


ところで 私がアンプを使う場面の範囲だと 馬力はあまり必要ないんですが やはり持ち歩きがしやすく、リバーブ搭載で多重演奏の音源にノートPCを使うようになって以降は電池駆動が良く、さらにアンプが電池で動くならミキサーも持ち歩きたくないので入力が数系統取れるものなら尚可です。
(音色は私が使う場面での音量であればアンプシュミもあるので最近のデジタルアンプの回路で特に問題は感じていません。)

thin ampの入力はギター+AUXの2系統でいちおう念のためにミキサーを持って歩いていたり、thin ampもミキサーもコンセントが必要で 基本的にとても便利なものでしたがそれでもその辺りにチョッと煩わしさを残していました。

そこで何年か前に使い始めたのがローランドのモバイルキューブ
モバイルキューブは入力系も多く 電池駆動なので まずまず一つの理想は実現できました。

がしかし。モバイルキューブに限った事ではなく小型アンプ一般に。あるいは本格的な大きなPAでも一つのスピーカーの指向性はそんなに広くないので箱型1スピーカーのアンプだとアンプの正面以外、指向性の外側だとあまりよく聞こえないことがあります。
この件に関してはアンプの馬力の問題ではなくて スピーカーの数や向きの問題です。
例えばBOSEがこれ一台で100人規模なら全ての客席に音が届くと謳っているL1システム
これも中身は6つの小さなスピーカーがいろいろな方向を向けて取り付けてあるのでスピーカーの指向性というものは製品のクォリティとは別にそもそもそういうものなのだと思います。

そこで今回の工作です。
先ず モバイルキューブを分解。















スピーカーを少し両脇+上方に向けたケースを作ってマウント。
面倒な形だったのでケースは工作しやすい5mmの合板です。材料としては薄いのですが
この後もっと頑丈な外ケースに接着するのでこの部分はこれで良しとしました。










基盤は底に入っています。
オリジナルでは箱の両脇に配置されていた
入力端子部分の基盤と電源スイッチ部分の基盤は箱の後ろに出すようにしました。

基盤の向きを変えると 基盤同士を繋いでいたコードが届きません。
そこでコードを中間で切って付け足しているのでなんだかゴチャゴチャしていますね。

本当ならコードを基盤から外して改めて長いコードをつければ綺麗なんですけど
コードの付け外しのときハンダの熱で回路を壊したらアウトなのでこんな風にしました。

ACアダプターで使う機会が多いと思いますが電池もOKなので電池はケースごと取り替えられるように外付けです。6P電池のスナップにしたので最悪6P電池も使えます。

ボリュームやエフェクトのコントローラー部分の基盤はアンプ部分の基盤と11本のコードでつながれていました。 要するにコードが長ければケースの外に出せるのでそのようにしてみました。

11本分のコードをどういう風にしようかと思ってしばし逡巡。
いろいろ考えた挙句にコネクターの付け外しが簡単なので8芯のLANケーブルを2本でつなげようと思いLANの端子を買いに外出。

お店でLANの端子を探していたら D-sub15ピンの文字が目に。

おぉ!1本で11本入るのがあったか!そんな訳であっさりモニターケーブルで接続に変更。
手元にコントローラーがあるとリハ時点の音量チェックやソロの演奏中とかとても便利なことが多いはずです。


そして完成。
こういうふうにオリジナルのケースから出すとどこか上手くアースが取れていなかったりでノイズが出たりすることもありますが 今回はそんなことも無くまずまず良い感じです。

それとこのアンプは椅子としても私がギターを弾くのにちょうど良い座面の高さと深さになっています。
つまり私の股の間から音が出てくるわけですが
このアンプは今週末の↓こちらのライブでデビューなので まさに産声です。




2013-05-10

リサイクル工作3点(201304xx)


エントリーをリサイクル工作としましたが 今回はパーツとしては具体的なリサイクル物はありません。
そして最初からそういうものを作ろうと思って大きさを測ったり材料を揃えたりして作ればあまりにも他愛の無いものなんですけど
チョッとメンヘル気味と言うか現実逃避的に 今までの工作で余った木片から大きさの合いそうな物をチマチマチマチマと繋ぎ合わせて作った物です。

しかし こういう気分で何かを作って それがアート作品になるようなタイプなら良いんですけど 結局実用品を作ってしまう自分の刹那さ・・・。

まぁ 前からそういうものがあったらなぁ と思っていた物なので想いを形にしたと思えばそれはそれで良いんですよ・・・。


まず2点。
民芸品屋さんで売っていそうな感じ? 色合い渋すぎ?













この色は普段あまり使わないので なんとか今回で使い切ってしまいたいと思ったダークウォールナットの油性スプレー。
これで無事スプレー缶を捨てられます。使い切ることもリサイクルの重要な精神です。

こんな風に工具入れ。
相変わらす製作環境は悪く
1cmx1cmぐらいの棒なら部屋で切ったりヤスリをかけたりしますが 板とかそれ以上だと駐車場で、
逆に駐車場で組み立ては出来ませんから いつも駐車場と2階の仕事部屋を行ったり来たり。

途中 玄関では私のことが大嫌いらしい父の愛犬に出入りするたびに吠え付かれて これがもう大変で。。。(対私には目つきが野生になっちゃっている)

なので決して余計なものまで入れ過ぎない大きさで、汚れたり傷だらけになっても古惚けない感じのこんなものが欲しかったんですよね。



ささやかな工夫としては
1つは500mlのペットボトルが4本入る大きさで こんな風に工具のカートリッジって感じの使い勝手になっています。










そして もう1点。
どうもバラバラとしていつも定位置が定まらなかったハンダ関係の物々。この辺りを一箇所でスッキリと 使いやすく且つ片付けやすくしたかったんですよね。













底板はツギハギ フランケン状態。


















こちらのささやかな工夫は
箱の右淵にくぼみを付けてハンダごてが置けるようにしたのと、コテ先の掃除用にワイアーブラシを付けてみました。

前に作った工作台でもハンダごてを置ける感じにしたけどこっちのほうがハンダ作業の置き台としてはより実用的に。








片した姿はタマゴのお寿司?

いちおうクリアーを1回 木地の目止めとしてザザッと塗ってはあります。




2013-04-30

簡易AVセンター(20130428)

既製品の基盤をそのまま別のケースに入れ替えているだけなので あまり知的な感じはありませんが日常の快適性のために工夫してみた工作です。
先ずは完成品の全体像。














設置後は正面以外はほとんど見えなくなるので手元にあった材木で済ませてしまいましたが 正面以外ももう少し綺麗な材料を使ったほうが良かったかもしれません。
中身はこんなもんです。↓















中身は3系統の入力セレクターとステレオアンプ、そしてケースの右側と正面方向に向けたスピーカーがそれぞれL/R分付いています。
←こちらから基盤が入っていたオリジナル製品。
アンプ付きスピーカーは10年前VAIOを買ったときの付属品。
音は良かったんだけど なぜか使いにくくて死蔵させていました。

セレクターはどの製品に限らず意外に高価で 欲しいと思いつつなかなか買えずにいたところ ハードオフで300円で見つけたものです。
しかしご覧のとおりの外観でコードが両側に出ていたり上面に回転式のスイッチなのでどこに置くにも置きにくく、いちおう使っていましたがまぁ使いにくい代物でした。

ところで精神的にも昭和な私は家の中の中心はいまだにテレビだったりで、狭い家ですが一台のテレビがどこからでも見やすいようにしています。(何台も置くのはそれは嫌なんです。)

↓こんな間取りで食台、ソファー、寝床に一台のテレビを3方向に回転させながら使っています。


















しかし 狭いとは言ってもこの位置関係でテレビ本体のスピーカーで音を鳴らすとそれなりの距離とスピーカーの指向性や音質のクォリティもあって内容がちゃんと聞こえるように音を届かせるにはけっこうな音量を出すことになるんです。

べつにその程度の音量が近所迷惑になるとか そういうことじゃないんですけど 楽器やオーディオに限らず 音は音量ではなく「通る音」で聴きたいと思っています。

そこで 今まで居場所に近い位置に置いたspeaker1とspeaker3に音を出して使っていました。
寝室側のspeaker3はon/offできるように、また ソファーに向くspeaker2はありませんでしたがソファーに居るときは1,3で音を出していれば まぁOKという感じ。


しかし最近アンプのツマミにガリが目立つようになってきたのと speaker3用に置いてあるスピーカー。(↑図 紫の四角)11(w)x37(h)x18(d) 大きくはないけど小さくもなく、部屋の何も無い部分にポコッと一つ置いてあるのは常々邪魔だと思っていたので今回の工作となりました。

(←speaker3のスピーカー。1本でここにはモノラルで流していました。)





今回のAVセンター。
左の縦に3つ開いた穴は正面向きに音が出る部分。
いちおうスピーカーは穴のすぐ向こう側に付けるのではなく なるべく奥に付けてその距離で箱鳴りさせているつもりです。

その横の四角い穴はAUXとして他の音源をつなげられるよう端子のコードを引き出す穴。
その都度付け替えるような音源をいちいち裏でつなげるのは面倒ですよね。

その右、中央のツマミがボリューム。オリジナルの基盤のツマミがそのまま出ています。

さらに その右 上に3つ並んだツマミはアンプの出力をspeaker1,2,3用に分けてそれぞれのボリュームになっています(それぞれのon/off用の意味でもあります)。

そしてその下のヘラみたいなのは 左・中央・右 と3入力セレクターの切り替え。
(左・テレビ 中央・wii 右・aux)

分解したセレクターがロータリーのスイッチだと思ったら スライドスイッチのツマミを回転ノブで押していただけでした。なので このヘラに穴を開けてそこにツマミを入れて ヘラの奥端を支点にして外に出ている部分で左右に動かすようにしました。
(本当はスイッチのツマミを直接外に出そうと思ったんですけど あまりに見栄えのしないスイッチだったので一手間かけてみました。)


一番右上のスイッチはオリジナルの電源スイッチ。
置時計に使っているタブレットのこともあるので これは使わずに電源コンセントのon/offスイッチを使います。



そして ←こんな感じで使い始めました。












2013-04-15

FB「いいね」ボタンの設置(20130415)

Tradjaig kenさんからお勧めがあって ブログの記事にもFBの「いいね」ボタンとFBコメントをつけてみました。

上手く設置できるかどうかとりあえずこのエントリーで試してみます。


2013-04-14

リサイクル工作4点(201303xx)

大きさや材質からなんとなく捨てにくくて蓄積していく部品や素材。
前にも書いたような気がするけど 量的に部屋の収納力や自分の管理能力を超えた辺りから
それを使う機会が巡ってきても上手く取り出してくることが出来なくてその都度買い足したりして。

そして買い足した分の使い残りがまた捨てられないまま部屋の肥やしになり・・・。

部屋の中がそんなもので溢れかえってまた憂鬱の種になる。

しかし ごくまれにときどき。
そんな素材の破片に再び命を吹き込むことが出来たとき
ささやかにカタルシスがおこなわれるのであります。

片手間と思いつきの産物なので精度を出し切れていないことに若干ストレスの種を内在させたままの工作ですが最近のものを4点。


1.コートハンガー
土台のレンガとT字型のスチールの部分が現役復帰品。

15cmx15cmx15cmのレンガ風ブロックは二年前、別の用で買ったんですけど 思ったような使い方が出来なくてその後ずっとベランダで風雨にさらされ放置されていました。
けっこう重いのでハンガーの土台の錘で現役復帰です。

スチールの部分は↓の簡易家具の脚から。

今の家に引っ越してきたとき急場しのぎで買ったもので 数年便利に使っていたテーブルですけど その後だんだん他にも家具が増えて置き場所がなくなり分解。







天板は短い脚を付けてローテーブルで使っていますが スチールの脚は不燃ごみで出すには大きすぎて分解されたまま部屋の肥やしとなり数年。

T字型の脚は今回ようやく日の目を見ました。
U字型のほうはまだしばらく肥やしの日々が続きます。

追記(20130415):
長い板だけ新規購入。そのほか土台辺りの材木は肥やしから出土した余り材。木目も表面もあまり綺麗ではなかったので全体をオイルステインで塗りました。




2.ギター ソフトケース
2008年に中古でしたがovation viperを買ったとき作ったソフトケース。

穿かなくなったスラックスとチノパンを壊して取った生地で作ったので そもそもこの時点でリサイクル工作ですが 今回はさらにもう一手間のお話です。

このケースに入れるovation viperは購入時にネックの若干のねじれに気づいていましたが あまり神経質にならなければ気にせずに済む程度のものでした。
2008年ではviperの生産は終了していましたし価格も手ごろだったので この一台はずっと使い続けるつもりで購入し実際けっこう良く使った一台になりました。

ところが 数年前のある日。ネックのねじれが進行したのか、
ねじれが原因であろう弦のびびりが急に気になる程になってきました。

他に状態の良い中古もあまり出てこないだろうと思っていたので修理しようかと迷うこと1~2年。

しかし迷っているうちに昨年viperが再生産されている記事を発見。

「そうですか。(お金さえあれば)いつでも新品が買える状態になっていましたか。そうですか そうですか そうですか。。。

ならば この一台に固執することもないと思い あっさり売却。
将来余裕があればまた所有したい楽器ですが まぁとりあえず今はペンディング。

そして 他の手持ち楽器はみなアコースティックなのでソリッドボディ用に作ったこのソフトケースは他に使いまわしも出来ず部屋の肥やしになっていました。


ところで昨年買ったOvation Collectors' edition 1997-7n

基本 自分は大きめの楽器に太い弦を張ってストロークでガンガン弾くというのが信条で
間違っても小ぶりの楽器にローテンションゲージを張ってなでる様に奏でるなんていうのは男気が許さなかったりするわけですが。。。

Ovation Collectors' edition 1997-7nは同社のライナップの中で唯一の小ぶりモデルで さらに同モデルの中でも 7n のnはナロー(細)ネックモデル。
発売当時はまったく関心の行かなかった楽器ですが齢を重ねると気が弱くなるというか 身体に優しい楽器が欲しくなり viperと数ヶ月の入れ違いのようなタイミングで買った楽器です。 

Ovationのアコースティックのボディは最近の特殊なモデルを除けば 胴厚が3種あっても外周は全部同じサイズなので購入時に付属のケースは全部共通です。胴厚の違いには発泡材のくり抜きで対応

なので唯一外周の違うCollectors' edition 1997-7nはどんなケースが付属されるのだろう と思っていたら ovationのエンブレムこそ貼られていましたが頑丈めの普通のフォークギターのハードケースでした。

「そうですか。そうですか そうですか そうですか。。。
せっかくの小ぶり楽器なのに無骨でやたらに大きいケース。 重いぞ。

つい最近までまったく思いも付きませんでしたが 今年になって部屋の掃除をしたとき
ふとこの楽器をviper用に作ったケースに入れてみました。

かなり窮屈ですが いちおう入る。
そうですか。 そうですか。 そうですか。 そうですか!」

ラウンドバック用への改造までは絶対しないけど 少しマチを付ければ充分楽に入るぞと。


で ケースは一度壊して少しマチを付けて作り直しました。

マチと貼りなおしたポケットに使った生地は 先日整理棚の目隠しにカーテンを付けたときにサイズ合わせで余った生地です。

カーテンの生地は織がすごく緩いので接着芯で裏打ちしさらにあんこも挟んであります。模様がとても気に入ってしまったので本来要らぬ手間も厭わず臨んでみました。












3.タブレットスタンド


←この写真で板が凹に反っているのが分かるでしょうか。

この反りのせいで木目や表面が綺麗な割に使い道がないまま部屋の肥やしになっていた余り材です。

タブレットを乗せる部分を1カットして貼り付けるだけの工作だったのでリサイクルしてみました。



ただ このタブレットスタンドのリサイクルは反って使い道の無い端材だけではなく
タブレット自体もいまいち使い道が見出せないまま死蔵させていたものの再登板なんです。


少し前のエントリーでnexus7用の工作のことを書きましたが、この死蔵タブレットは実家の引越しのとき 新居のネット環境でUQ WiMAXを契約して そのときおまけで付いてきた Lenovo A1です。

アンドロイドタブレットも 家の中でも便利に使うには外付けのキーボードとかカードリーダーとかの外部機器も使いたいんですが、Lenovo A1はOSが2.3でそういう外部機器にあまり対応できないんですね。
ブラウザもクロームがダメで他にも意外と対応できないアプリも多かったり、カーナビに使うにはGPSの精度か処理速度のせいかで反応が遅かったりと そんなこんなでいまひとつ使いあぐねて肥やし化していました。

ところで最近 家の中でもう一つ置き時計が欲しくなり この死蔵タブレットも時計代わりぐらいにはなるだろうと思って再登板させるにあたり今回の工作となりました。。


時計アプリはアラームクロックFree
電源コードをつないだ状態で画面が消えない状態を設定できるので まさに置時計になります。 また 充電での使用時の表示時間の設定も同時に出来ます。

tri家の設定は 電源コードをつないだ状態で常時表示、充電で1時間表示後消灯にしてあります。

在宅時はたいがいテレビをつけていてtri家のテレビは音声をテレビとは別の(簡単な)アンプで鳴らしています。

このアンプの電源はスイッチを付けたコンセントからとっていてそこでON/OFFしています。今回タブレットのACアダプターもアンプと同じスイッチでON/OFFされるコンセントにつけることにしました。

なので 留守や就寝時はテレビも消すのでその時点で充電モードに切り替わり1時間後に消灯します。(消灯時でもアラームは活きています。)



そして このタブレットはこの定位置からはあまり動かさないので 現在 他のアプリは「クックパッド」、「ラジコ」、「youtube」、「テレビ番組表」、「チューナー」、「メトロノーム」ぐらいを入れてあります。

4.テープ&リボンホルダー
簡単なリボンが必要になったので100均に行ったら リボンの脇にリボンを置くケースがあってそれを真似して作ってみました。

お店にあったのは木の箱の中に2本木の丸棒が渡してあってその上にリボンのロールを並べて置くようになっていました。

セロテープやマスキングテープのように頻繁に使うものだとディスペンサーでないと困りますが
いろいろなものをとりあえず取り出しやすいように並べておくにはこんなものが良いのだと思いました。

材料は 木目や表面が綺麗だったのにねじれや反りが強くて使いあぐねていた端材と昨年カーテンレールを作ったときに切り落とした短いステンレスパイプ。

どちらも肥やしからの再登板です。

パイプ直径ぴったりの穴を開けて(貫通させない)接着剤を入れてギュッと押し込んだだけの簡単工作。

テープ類はいままでお菓子の箱に放り込んでいただけなので 部屋がチョッとお洒落になった気がします。